ウリッシのドーピング処分からの復帰について、ランプレ・メリダとMPCCが対立 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ウリッシのドーピング処分からの復帰について、ランプレ・メリダとMPCCが対立

スポーツ 短信
ディエゴ・ウリッシ(ランプレ・メリダ)
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  • ディエゴ・ウリッシ(ランプレ・メリダ)
イタリアのランプレ・メリダは所属選手ディエゴ・ウリッシのドーピング違反からの競技復帰について、チームなどからなる独立系反ドーピング団体のMPCC(信頼ある自転車競技のための運動)が異議を差し挟んでいることに反論を展開している。

イタリア人のウリッシは2014年ジロ・デ・イタリアでステージ2勝を挙げたが、その後、治療目的で使用したぜんそく薬サルブタモールが基準値の2倍検出され、スイス五輪委員会から9カ月間出場停止の処分を受けた。

この処分が3月末に終わることから、ランプレ・メリダはウリッシがスペインのバスク一周(4月6~11日)で復帰すると2月10日に発表。その後、アルデンヌ・クラシックを経て、5月にはジロ・デ・イタリアに出場することも明らかにした。

しかしこれに対し2月11日、MPCCは「アンチドーピング違反で有罪となり、国際法廷や国の機関によって6カ月以上の処分を受けた選手を出場停止から2年以内に雇用してはならない」と加盟チームに対して定めた規則第4項を、ランプレ・メリダが尊重していないと表明した。

翌2月12日、ランプレ・メリダはこれに反論。チームはウリッシの復帰についてMPCCのルールを全面的に尊重しており、またMPCCの指摘については、第4項は「新たな選手の雇用に適用される」もので、ウリッシはすでにチームとの契約を保有しており、この規則は適用されないと主張。またMPCCから直接の連絡を受けとっていないことにも不満を表している。
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