アルゼンチンのツール・ド・サンルイス、1月23日の第5ステージはサンルイスでの17.4kmの個人タイムトライアル。2014年のこのステージを制したイタリアTT王者のアドリアーノ・マローリ(モビスター)が再びトップタイムを叩き出した。
マローリは、前半9kmの緩やかな下り坂で追い風の区間はミカル・クビアトコウスキー(エティックス・クイックステップ)に対して17秒のリードを築く。後半の向い風とゴール前の上り坂にはやや苦戦したが、2位クビアトコウスキーをわずか4秒差で退けてこのステージの2連覇を達成した。3位にはウーゴ・ウレ(AG2R)が入った。
2014年のマローリは、このツール・ド・サンルイスをはじめ、ブエルタ・ア・エスパーニャの個人TTなど計6勝を挙げる活躍。2015年も幸先のいいスタートを切った。
マローリは「これ以上のシーズンのスタートはないね。今日勝つのは簡単じゃなかった。調子はあまりよくなかったし、自分の今のレベルにも疑問があった。それ以外に暑さの影響も大きかったし、風向きも午前中の試走と夕方のレースでは変わっていた。クビアトコウスキーが最大のライバルだとわかっていたし、彼を倒すのは楽じゃなかったよ」とホッとした様子だった。
総合争いでは、首位のダニエル・ディアス(ファンビック)が2位ロドルフォ・トーレス(チームコロンビア)との差を1分9秒と広げ、リーダージャージをキープ。また総合3位だったアレックス・ディニス(ファンビック)が胃の病気で未出走となったため、ナイロ・キンタナ(モビスター)が総合4位からひとつ順位を上げた。
25日の第6ステージは、再び頂上ゴールでの争いとなる。
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