2015年ツール・ド・サンルイス、第4ステージの頂上ゴールの舞台となったアルト・エル・アマゴの上りは、2014年にナイロ・キンタナ(モビスター)がシーズン初勝利を挙げたところだった。
2015年もキンタナは上りのふもとから積極的にしかけたが、最後は好調のダニエル・ディアス(ファンビック)の独走を許し、約1分遅れのステージ4位でゴールした。総合でも1分23秒差の4位と水を開けられ、連覇に黄信号が灯ったが、キンタナはこのレースが最終目標ではないと訴える。
「この上りで、僕のコンディションは去年とまったく同じだった。僕は落ち着いているし、自信はある。ツール・ド・フランスへの道はとても長いのはわかっている。このレースは調子と自信をつかむための出発点なんだ」
「2014年に走ってわかっていたけど、この上りはとても厳しい。ペースは速くて、あちこちからアタックが起こっていた。今週対戦しているライバルは、シーズンのこの時期に予想していたよりもかなり好調だね。だから、今日の結果はあまり気にしていない。僕たちは大きなレースに向けて準備することだけを考えている。それがここでの仕事なんだ。明日のTTでも同じだよ」
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