【ツール・ド・東北14】名残惜しいけどゴール ボランティア体験記(10) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・東北14】名残惜しいけどゴール ボランティア体験記(10)

スポーツ まとめ
9月半ばだったけど、沿道にはコスモスなど秋の花が咲き始めていた
  • 9月半ばだったけど、沿道にはコスモスなど秋の花が咲き始めていた
  • 第9エイドの茶碗蒸し、自転車イベントでは珍しいけど食べてみると絶品
  • コース終盤、だんだんと怪しい雲が近づいてきた
ツール・ド・東北100kmコースの最後のエイドは、第9エイドの「にっこりサンパーク入口」だ。ちなみに第4~8エイドは170kmコース、220kmコースでしか通過しないので、100kmコースが立ち寄るエイドは全部で4カ所ということになる。

エイドで出される食事では、僕の中では第2エイドのホタテと第4エイドの茶碗蒸しが絶品だった。170km以上のコースではフカヒレスープが出されるエイドもあったみたいなので、ちょっと食べてみたかった。

遅い時間にエイドに到着するとすでに食事がなくなっているイベントもたまにあるが、このツール・ド・東北はちゃんと人数分用意されているようでありがたかった。

ここまで来ると、残り22km。まだまだ走っていたい気もするが、ゴールはもうすぐだ。ここから先のコースは、しばらく北上川に沿って上流方面へと進んでいく。

終盤に来て目立ったのが、脚がつったり疲れたりして、自転車を押したり、止まったりしている人たちだ。僕も何度か立ち止まって声をかけたが、ゴールが近いのでみなさん「ここまできたら完走したい」と話していた。

先ほどディレーラーの調整をしてあげた若い男性も、道端で止まっていた。タイヤの空気も入れて自転車の調子はよくなったみたいだけど、疲れて休憩していたとのことだ。

途中で、220kmコースのトップの参加者にも追い抜かれた。僕らの倍の距離を走っているのだが、さすがに速い。そういえば、走行管理ライダーには競輪選手の方が何人か参加されているのだが、そのひとりともしばらく前後して走ることになった。

気がつくと空は雲が広がってきて、遠くには雨雲も見える。と、そんなことを思っていたら、急に会場の石巻専修大学の敷地が見えてきてゴールとなった。

一般参加者のゴールは大学の正門だが、僕たちボランティアはその手前の北門にゴールする。正門ほど派手な演出や出迎えはないので、ちょっと物足りなさやもっと走りたい名残惜しさはあるけれど、ひとまずこれでゴール。ちょうどそのタイミングで空から雨が落ちてきた。

さて、力及ばずながらボランティアとして務めを果たしてゴールしたわけだけど、もうちょっとだけ僕のツール・ド・東北の話を続けたいと思う。もう少しお付き合いください。
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