ツール・ド・フランス第20ステージは今大会唯一の個人タイムトライアルとなった。
総合リーダー、マイヨジョーヌを着るイタリアのヴィンツェンツォ・ニーバリ(アスタナ)は総合2位以下に7分以上の大差をつけており、無事に完走さえすれば安心。しかし総合2位から同4位まではタイム差わずか15秒。一発逆転もありうる展開だった。
総合3位のフランス人、ジャンクリストフ・ペロー(アージェードゥーゼル)は補給地点手前でパンクをした。それでもフランスの若手、総合2位のティボー・ピノー(エフデジ)を逆転。ベテランのペローがパリでひとつ上の表彰台に上る結果となった。
選手たちはいよいよパリのシャンゼリゼへと向かう。今年もフランスの熱い闘いが終わろうとしている。
《五味渕秀行》
page top