今大会唯一の個人タイムトライアルとなった第20ステージ、TT世界王者のトニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)は2位以下に大差をつけて、ステージ優勝を勝ち取った。
マルティンは54kmのコースを1時間6分21秒で駆け抜け、平均速度は48.8km/h。これがマルティンにとっては今大会では第9ステージに続く2勝目、ツールでは通算ステージ4勝目となった。チームから発表されたコメントは以下の通り。
「チームはこのタイムトライアルで最高の仕事をしてくれた。あらゆる細部に注意を払ってくれて、僕は事前にコースをはっきりと理解していた。それから午前中はコースを見に行った。あまり平坦じゃないけど、すごくアップダウンがきついわけでもない。つねに上りと下りで、2~3%の勾配があったんだ。僕の58Tのチェーンリングのように、大きなギアで走れるんだ」
「僕たちはどのホイールとタイヤで走るかスペシャライズドと話し合って、最適なセットアップを見つけた。シヴ(TTマシン)の上でレース中はずっといい感覚だった。ツール・ド・フランスのタイムトライアルでこういう完璧なレースができて、ステージ2勝目を挙げられたのは本当にすばらしいし、とても誇りに思うよ。今夜はシャンパン1、2杯を楽しめるね」
「スペシャライズドは、このステージでシヴに特別グラフィックを施したいと考えていた。今日はグラフィックに炎を加えたんだ。僕がおうし座だから、フレームに雄牛も描いた。美しいバイクと言うだけでなく、パフォーマンスも本当に最高だったね」
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