連載【なくせ!自転車事故】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

連載【なくせ!自転車事故】

混沌の自転車交通ルール。いま一度、基本に立返るための連載。誰もが知っているはずのルールを、30秒で読了できるミニ記事で紹介。

【山口和幸の茶輪記】自転車専用通行帯と自転車ナビラインの違いが分かる? 画像
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【山口和幸の茶輪記】自転車専用通行帯と自転車ナビラインの違いが分かる?

首都圏の道路で「白い自転車マーク」や「青い矢印」が道路左端にペイントされているのを見かけるようになった。これは白が「自転車ナビマーク」、青が「自転車ナビライン」で、自転車の安全な通行を促すために警視庁や各県警が表示したものだ。

横浜開港祭で道路左端のブルーレーンをサイクリング…自転車の定位置をアピール 画像
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横浜開港祭で道路左端のブルーレーンをサイクリング…自転車の定位置をアピール

横浜開港祭サイクルピクニックが6月2、3日に横浜市の赤レンガパークとその周辺で開催された。参加者は自転車の楽しさを体験するとともに、道路を共有するクルマやバスのドライバーとコミュニケーションを取りながら安全にかつ快適に走ることの大切さを実感した。

自転車9台に次々と追突、原因は「てんかん発作」 画像
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自転車9台に次々と追突、原因は「てんかん発作」

8月中旬、北海道共和町内の国道276号で、路肩を走行していたツーリング中の自転車に乗用車が追突し、9人が重軽傷を負った事故について、札幌地検小樽支部は9日、クルマを運転していた57歳の男を危険運転致傷罪で起訴した。

路側帯走行の自転車をひき逃げ、飲酒運転の男を逮捕 画像
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路側帯走行の自転車をひき逃げ、飲酒運転の男を逮捕

8月30日午前8時55分ごろ、愛知県名古屋市守山区内の県道を走行していた自転車に対し、路外に逸脱した乗用車が衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた女性が重体となったが、クルマは逃走。警察は後に61歳の男を逮捕している。

17歳少年の自転車が衝突、抑止を試みた警官が重体 画像
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17歳少年の自転車が衝突、抑止を試みた警官が重体

14日午後9時10分ごろ、高知県高知市内の市道で、歩道を無灯火走行していた自転車が、これを抑止しようとした警官に衝突する事故が起きた。警官は頭部強打で意識不明の重体。警察は自転車に乗っていた17歳の少年を逮捕している。

自転車で信号無視、歩行者を死亡させた少年を書類送検 画像
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自転車で信号無視、歩行者を死亡させた少年を書類送検

今年6月、千葉県千葉市稲毛区内の県道を走行中の自転車が、横断歩道を渡っていた高齢女性に衝突し、この女性が死亡した事件について、千葉県警は6日、自転車に乗っていた19歳の少年を重過失致死容疑で書類送検した。

自転車ひき逃げ、周辺捜索で容疑者を逮捕 画像
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自転車ひき逃げ、周辺捜索で容疑者を逮捕

7月31日午後9時20分ごろ、茨城県鉾田市内の県道で、道路左側の路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた軽乗用車が追突する事故が起きた。自転車に乗っていた79歳の女性が死亡。クルマは逃走したが、警察は後に40歳の男を逮捕している。

踏切を自転車で横断中の高校生、ダンプトラックにはねられ死亡 画像
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踏切を自転車で横断中の高校生、ダンプトラックにはねられ死亡

6月26日午前8時ごろ、神奈川県大和市内にある小田急電鉄・江ノ島線の踏切で、踏切を渡ろうとしていた自転車に対し、後ろから進行してきたダンプトラックが追突する事故が起きた。自転車に乗っていた男子高校生が死亡。警察はトラック運転手を逮捕している。

自転車ひき逃げ、容疑車両を修理工場で発見 画像
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自転車ひき逃げ、容疑車両を修理工場で発見

10日午後11時25分ごろ、山梨県甲府市内の市道を走行していた自転車と、対向してきた軽乗用車が接触する事故が起きた。自転車は転倒し、乗っていた女子高校生が重傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に23歳の女をひき逃げ容疑で逮捕している。

【なくせ!自転車事故】駐車車両をパスするときは「走行ラインを変える」という意志を発信を 画像
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【なくせ!自転車事故】駐車車両をパスするときは「走行ラインを変える」という意志を発信を

クルマの方向指示器に変わるものといえば、サイクリストの場合は両手だ。右に曲がるときは右手を水平方向に伸ばす。左に曲がるときは同様に左手。

【なくせ!自転車事故】後続の自転車仲間に「止まります」という意志を伝える 画像
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【なくせ!自転車事故】後続の自転車仲間に「止まります」という意志を伝える

クルマやオートバイにあって自転車にないものは、方向指示器とブレーキランプだ。そのため「曲がる・止まる」という合図を覚えておくと、クルマを運転するドライバーなどに対して動きを予告でき、それが事故防止につながる。

【なくせ!自転車事故】乗り手の合図が方向指示器やブレーキランプの代わりになる 画像
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【なくせ!自転車事故】乗り手の合図が方向指示器やブレーキランプの代わりになる

道路交通法で軽車両と位置づけられる自転車は、四輪や二輪と同じフィールドを走る。ただし方向指示器やブレーキランプという意思表示アイテムを持たないために、ドライバーが予期できなかった進路変更や停車が事故につながることがある。

【なくせ!自転車事故】方向を変えるときは意思表示すると安全性が高まる 画像
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【なくせ!自転車事故】方向を変えるときは意思表示すると安全性が高まる

初めて自転車に乗ることができた瞬間を記憶している人もいるはず。それだけ象徴的なできごとなのだが、その後ちきんとした自転車操縦テクニックというものを教えてもらった人がどれだけいるだろうか。

【なくせ!自転車事故】交通弱者である歩行者も自転車に対して気を配ることが必要 画像
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【なくせ!自転車事故】交通弱者である歩行者も自転車に対して気を配ることが必要

これまで自転車に乗る人が守るべき義務を紹介してきたが、本来はドライバーや歩行者を含めてそれぞれが相手の存在を尊重しながら共存共栄していくのが理想。交通弱者として最も優遇されるポジションにある歩行者も、クルマや自転車を乗る人に対して気を配ることも必要だ。

【なくせ!自転車事故】運転免許証は不要でも自転車に関わる交通標識を理解すること 画像
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【なくせ!自転車事故】運転免許証は不要でも自転車に関わる交通標識を理解すること

自転車は道路交通法で軽車両と規定されているので、クルマと同様に道路標識を守る必要がある。ただし日本ではなかなかそれが認識されず、縦横無尽に走っても許されると勘違いしている人も多いのが現実だ。

【なくせ!自転車事故】自転車を置く場所は駐輪場など決められたところに 画像
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【なくせ!自転車事故】自転車を置く場所は駐輪場など決められたところに

駅前や繁華街などを中心に大きな問題になっているのが「違法駐輪」。駐輪場はちゃんとあるのに、混雑していて利用しにくかったり、有料であったりするため、自転車を許可されていない歩道などに駐輪してしまう人があとを絶たない。

【なくせ!自転車事故】交差点では事故に巻き込まれるケースが高くなるので細心の注意を 画像
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【なくせ!自転車事故】交差点では事故に巻き込まれるケースが高くなるので細心の注意を

自動車が交差点を左折するときは、バイクや自転車を巻き込まないように注意することは、自動車運転免許証を持っている人なら認識しているところだ。自転車に乗っている人は被害者となるだけに、それ以上に注意しなければならない。

【なくせ!自転車事故】接地音が小さい自転車が背後から接近してくると気づきにくい 画像
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【なくせ!自転車事故】接地音が小さい自転車が背後から接近してくると気づきにくい

スポーツバイクはタイヤの接地音が小さいので、歩行者は背後から接近してきた自転車に気づきにくい。さらに自転車側の飛ばしすぎ、携帯電話やヘッドホン使用による不注意、夜間の無灯火走行などで歩行者と衝突してしまうケースが多いという。

【なくせ!自転車事故】交差点で一旦停止しないと出会い頭に衝突してしまうおそれも 画像
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【なくせ!自転車事故】交差点で一旦停止しないと出会い頭に衝突してしまうおそれも

自転車は軽車両として扱われているため、「左側通行」、「車道走行」の原則はもちろん、クルマのドライバーと同様に道路標識を守る必要がある。しかし現実には、きちんと守られているか疑問だ。

【なくせ!自転車事故】安全基準を満たしたものなら子供2人を乗せられる 画像
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【なくせ!自転車事故】安全基準を満たしたものなら子供2人を乗せられる

自転車に子供を乗せて走るときに必要となるのが「子供乗せ」と呼ばれるカゴ。いわゆる自転車用のチャイルドシートだ。

【なくせ!自転車事故】ヘルメット着用で救われる命がある 画像
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【なくせ!自転車事故】ヘルメット着用で救われる命がある

サイクリング中にもしもの事故に遭ったとき、頭を守る役目を果たすのがヘルメットだ。オートバイのような「着用義務」は法律で定められていないが、場合によって「着用する努力をする義務」がある。

【なくせ!自転車事故】二人乗りは禁止だが条例で認められている県もある 画像
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【なくせ!自転車事故】二人乗りは禁止だが条例で認められている県もある

一人用の自転車を道路で二人乗りしてはダメ。なぜ禁止されているのかというと、後ろの車輪が変形するなど自転車自体に悪影響を及ぼすだけでなく、ブレーキの効きが悪くなったり、バランスを崩したりするなど、事故が発生する危険性が高くなるためだ。

【なくせ!自転車事故】自転車が歩道を通行するときは歩行者優先 画像
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【なくせ!自転車事故】自転車が歩道を通行するときは歩行者優先

自転車は原則的に車道を走らなければならないが、歩道を通行できるケースもある。運転者が13歳未満のこども、70歳以上の高齢者、身体の不自由な人の場合。道路が混雑していたり、工事しているなど、車道または交通の状況から見てやむをえない場合だ。

【なくせ!自転車事故】お酒を飲んで自転車に乗れば飲酒運転 画像
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【なくせ!自転車事故】お酒を飲んで自転車に乗れば飲酒運転

自転車は軽車両。お酒を飲んで自転車に乗れば飲酒運転となり、自動車と同様に処罰される。

【なくせ!自転車事故】走行中のスマホ操作、ヘッドホン利用は危険…ルール以前に身を守るのが本質 画像
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【なくせ!自転車事故】走行中のスマホ操作、ヘッドホン利用は危険…ルール以前に身を守るのが本質

自転車に乗っているときにケータイやスマホを使うことを、条例で禁止している都道府県が多い。ケータイの操作や会話に夢中で、障害物の回避などの反応が遅れるからだ。不意に出現した歩行者に気づくのが遅れ、それが接触事故につながる。

【なくせ!自転車事故】東京の銀座通りの歩道は自転車通行不可 画像
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【なくせ!自転車事故】東京の銀座通りの歩道は自転車通行不可

自転車は道路交通法では軽車両として扱われるため、原則的に車道の左側を、もしくは通行人の妨げにならないように路側帯を、自転車道がある場合はそこを走行しなければならない。歩行者の安全を確保するのが目的だ。

【なくせ!自転車事故】前後にライト装備、日が短い季節は安心 画像
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【なくせ!自転車事故】前後にライト装備、日が短い季節は安心

夜間に自転車に乗る時は前後にライトをつけなければならないと、道路交通法で定められている。違反した場合は5万円以下の罰金が科せられる。もちろん、法律を守ることも大切だが、事故を未然に防いで自分の身を守るためでもある。

【なくせ!自転車事故】「キープレフト」これほど守られていない交通ルールはない 画像
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【なくせ!自転車事故】「キープレフト」これほど守られていない交通ルールはない

原則として車道を走ることが義務づけられている自転車。もう少し厳密に言うと、車道のできるだけ左側を通行する。道路交通法では「自転車は、道路(車道)の中央から左部分の左端に寄って通行しなければならない」と定められている。

新連載【なくせ!自転車事故】自転車は「車両」だという認識ありますか? 画像
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新連載【なくせ!自転車事故】自転車は「車両」だという認識ありますか?

日常的な移動手段として親しまれる自転車だが、道路交通法で自転車は「車両」の一種、「軽車両」として扱われている。そのため、自転車に乗る人は原付自転車や車と同じように信号と道路標識を守り、原則として道路の左側を走らなければならない。

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