今年6月、千葉県千葉市稲毛区内の県道を走行中の自転車が、横断歩道を渡っていた高齢女性に衝突し、この女性が死亡した事件について、千葉県警は6日、自転車に乗っていた19歳の少年を重過失致死容疑で書類送検した。
千葉県警・千葉西署によると、問題の事故は2015年6月10日の午後7時ごろ発生している。千葉市稲毛区小仲台5丁目付近の県道(片側2車線の直線区間、横断歩道と信号機あり)で、青信号に従って徒歩で横断歩道を渡っていた77歳の女性に対し、赤信号を無視して右方向から交差進行してきたスポーツタイプの自転車が衝突した。
女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡。警察は自転車に乗っていた19歳の少年から重過失致死容疑で任意聴取を行っていた。
事故当時、少年は両耳にイヤホンを装着。音楽を聞きながら約25km/hで道路左側の路肩を走行していた。聴取に対しては「前はほとんど見ておらず、赤信号に気づかなかった。歩行者の存在にも気づかなかった」などと供述しており、警察では重い過失が生じていたと判断。少年を重過失致死容疑で書類送検した。
《石田真一@レスポンス》
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