
ア・リーグ西地区のマリナーズは9日(日本時間10日)、本拠地T-モバイルパークで米国野球殿堂入りを果たしたイチロー氏の永久欠番セレモニーを開催。チームカラーの濃紺色のスーツで登場したイチロー氏は、満員の大観衆の前でスピーチを行った。
試合は、イチロー氏の“愛弟子”で知られるフリオ・ロドリゲス外野手が2打席連続の本塁打を放つなど、序盤から打線が爆発。球団レジェンドを祝福する6連勝を飾った。
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■背番号「51」が正式に永久欠番入り
マリナーズは8日(同9日)から、米国野球殿堂入りのイチロー氏を祝福する「イチロー・ウイークエンド」と題したイベントを開催。
9日(同10日)の試合前に行われた永久欠番セレモニーでは、イチロー氏が慣れ親しんだ右翼後方の外野フェンス奥から濃紺色のスーツ姿で登場。深々とお辞儀をしてゆっくりとフィールドを歩いて入場すると、満員の大観衆から割れんばかりの声援が贈られた。
イチロー氏はマリナーズの歴代レジェンド、ケン・グリフィーJr.やエドガー・マルティネス、ランディ・ジョンソンらに感謝を述べるなど全編に渡って英語でスピーチ。「レッツプレイボール!」と叫び、歓喜のイベントを締めくくった。
■セレモニー後は、弓子夫人とスタンドで観戦
試合は、イチロー氏から激励を受けたマリナーズ打線が爆発。主砲のカル・ローリー捕手が両リーグトップの44号アーチを記録すると、“愛弟子”ロドリゲスが2打席連続の本塁打で打線をけん引。7-4でレイズを下し6連勝を飾った。
イチロー氏は、セレモニーで「妻とホットドッグを食べながら、試合を観戦するのが待ち切れない」と英語で話し、スピーチ後にスタンドへ。日々ともに過ごす選手たちが躍動する姿を弓子夫人とともに楽しんだ。
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