吉田麻也の所属するサウサンプトンが、イングランド・フットボールリーグ杯準決勝セカンドレグでリバプールに1-0の勝利を収め、2戦合計スコアも2-0として決勝進出を果たした。吉田もフル出場している。
ホームでの逆転を狙うリバプールに対し、前半を無失点で終えたサウサンプトン。後半も守り切ると終了間際のアディショナルタイム、シェーン・ロングのゴールで勝利を決定づけた。
強力なリバプール攻撃陣をシャットアウトした吉田は、「嬉しいですけど、しんどかったですね」と試合の感想を語った。
「守備の時間が長くて、早く1点入れてくれればもっと楽になったんですけど、ファンダイクがいない中でよく耐えたなと思う。もしかしたら見てる人にはつまらない試合だったかもしれないが、僕たち的にはいっぱいっぱいでした」
これまでサウサンプトンが獲得した主要タイトルは1976年のFA杯のみ。久しぶりのタイトル獲得チャンスにクロード・ピュエル監督は、「ウェンブリーに行けるのは素晴らしいこと。だが、決勝にただ参加するだけでは意味がない。勝つことが重要だ」と勝利への意欲を見せた。
決勝戦の相手はハル・シティを下したマンチェスター・ユナイテッドに決まった。奇しくも1976年のFA杯を制したとき、決勝で当たったのが今回と同じマンチェスターUだった。歴史は繰り返すか。それとも返り討ちか。
フットボールリーグ杯決勝は2月26日に行われる。
《岩藤健》
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