【THE REAL】骨折の悪夢を乗り越えて…FC東京・室屋成が挑むリオ五輪と先駆者・長友佑都の背中 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE REAL】骨折の悪夢を乗り越えて…FC東京・室屋成が挑むリオ五輪と先駆者・長友佑都の背中

オピニオン コラム
室屋成 参考画像(2016年1月26日)
  • 室屋成 参考画像(2016年1月26日)
  • 室屋成 参考画像(2016年6月29日)
  • 室屋成 参考画像(2016年1月6日)
  • 室屋成 参考画像(2014年12月14日)
  • 室屋成 参考画像(2014年9月28日)
あらためて振り返ってみると、それはU-23日本代表を率いる手倉森誠監督から課された「追試」だったのかもしれない。

U-23南アフリカ代表を松本平広域運動公園総合球技場に迎えた6月29日の国際親善試合。日本が2点をリードして迎えたハーフタイムに、DF室屋成(FC東京)は指揮官からこんな言葉をかけられている。

「左、できるか?」

左とは左サイドバックのこと。本職の右サイドバックとして、リオデジャネイロ五輪切符を獲得した1月のU-23アジア選手権以来の出場を果たしていた室屋は、笑顔で即答している。

「はい、できます!」


室屋成 (c) Getty Images

迎えた後半22分。左サイドバックの亀川諒史(アビスパ福岡)に代わって松原健(アルビレックス新潟)が投入され、亀川とは反対の右サイドバックに入った。

ピッチを横断して左サイドバックの位置へと走りながら、室屋は記憶の糸を必死にたどっていた。しかし、脳内をいくら検索しても、左サイドバックとしてプレーした試合が弾きだされない。

「いつ以来ですかね?1年ぶりかな…いや、覚えていないですね。去年も全然やっていないし、ホンマにめちゃ久しぶりだったので、もうやるしかないと」

なかば開き直って、とにかく無我夢中で不慣れなポジションでプレーした残り時間。4-1の快勝を告げる主審のホイッスルは、室屋にふたつのプラスアルファをもたらした。

■大ケガからの復帰

ひとつは左右のサイドバックでプレーできるユーティリティーぶりを示したこと。もうひとつは左足に負った全治3カ月の大ケガから復帰して4戦目で、初めて90分間フル出場を果たしたことだ。

「左サイドバックではほとんど何もしていないので…ユーティリティーぶりを見せられたかどうかはわからないですけど、何とかこなせたかなと」

苦笑いを浮かべながら後半22分以降のプレーを振り返った室屋だが、最後までピッチに立ち続けたことには満足感に近い思いを抱いていた。

「最後はちょっとキツかったんですけど、何とかやりきれました。90分間プレーできたことが、それも代表の舞台だったことが、個人としては自信になります。(フル出場することは)全然聞いていなかったし、最後までわかりませんでした。ペース配分も何もありませんでしたけど、とりあえずはよかったですね」


室屋成 (c) Getty Images

■『いつでも本気を出していますよ』

U-23アジア選手権では、U-23サウジアラビア代表とのグループリーグ第3戦を除いた5試合で先発フル出場。延長戦を含めた計480分間を戦い抜き、攻守両面で日本の右サイドを活性化させた。

まばゆい輝きを放ったのは、負けた時点でリオデジャネイロ行きの夢が断たれる正念場。ともに無得点のまま延長戦へもつれ込んだ、U-23イラン代表との準々決勝の前半6分だった。

右サイドを攻め上がってボールを受けた室屋は、フェイントで切り返してから利き足ではない左足で正確無比なクロスを一閃。FW豊川雄太(ファジアーノ岡山)の先制ゴールを導き、チームを勢いづけた。

大会が開催されていたカタールとの時差は6時間。日本はちょうど深夜の時間帯だったが、直後からLINEのタイムラインに祝福のメッセージが続々と送られてきたと室屋は振り返っている。

「いやぁ、めちゃ届きました。『左足のクロスなんて見たことがない』とか『いままで手を抜いていただろう』とか。もちろん『いつでも本気を出していますよ』と返信しましたけど」

送り主は明治大学体育会サッカー部のチームメートやスタッフ。今年1月の時点で室屋はチームで唯一の大学生だったが、カタールの地で群を抜く存在感を示したことで取り巻く環境が激変する。

【FC東京・室屋成が挑むリオ五輪と先駆者・長友佑都の背中 続く】
《藤江直人》
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