レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドが5月24日、練習中に味方選手と接触しピッチに倒れるアクシデントがあった。練習を早めに切り上げたロナウドには、28日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝へ不安の声が寄せられている。
だがチームを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、ロナウドの状態について深刻なものではないと説明した。
「確かに彼は少し痛みを抱えていたが、問題があるとは思わない。紅白戦は欠場したが大事を取ってのことだ」
今季のCL決勝戦はアトレティコ・マドリードとのマドリード・ダービーになった。ライバルとの一戦をジダン監督は、「難しい試合になる」と予想した。
「相手は守備が良いだけのチームではない。ゴールを奪えないと言われるが完成度が高く、相手を困難に陥れる」
アトレティコは準々決勝でバルセロナ(スペイン)を2戦合計スコア3-2で破り、準決勝でもバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)から2ゴール奪った。派手な大差勝ちを見せるチームではないが、ほしいところでアントワーヌ・グリーズマンを中心としたアタッカー陣がゴールネットを揺らす。
2014年のCL決勝でも対戦した両チーム。その時はレアルが延長戦の末に勝利、大会史上最多10度目の優勝を果たした。2年ぶりの対戦でレアルが優勝回数を伸ばすか、それともアトレティコが悲願の欧州初制覇か。
《岩藤健》
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