レアル・マドリードは5月14日、リーガ・エスパニョーラ第38節でデポルティーボ・ラ・コルーニャに2-0で勝利した。終盤にリーグ戦12連勝で首位のバルセロナを追い詰めたが、勝ち点1の差でリーガ制覇を逃している。
とにかく勝ってバルセロナの結果を待つしかないレアルは、前半7分にクリスティアーノ・ロナウドが先制ゴール。ロナウドは同25分にも追加点を決めチームの勝利に貢献した。だが同日の試合でバルセロナが勝利したため、最終節で勝ち点1差を逆転することができなかった。
試合後の会見でレアルのジネディーヌ・ジダン監督は、「結局38試合を終えてバルセロナが前にいるのは妥当だった」と、シーズン通して安定した強さを見せたライバルを称えた。
「彼らには王者の資格があった。1ポイント差で終えることができて、我々もよくやったと思う。もちろん少し落胆する思いはある。全員が大きな努力をしてきたからね。だがサッカーはそういうものだ。我々はやるべきことをやった」
リーガ制覇は逃したが、レアルには今シーズン最後の大勝負が待っている。アトレティコ・マドリードと戦うUEFAチャンピオンズリーグ決勝だ。「これからは最後に残された1試合について考えなければならない」とジダン監督は話す。
「チャンピオンズリーグの決勝で戦えるのは幸運だ。今はしっかりと休養して、15日間の準備に集中する必要がある」
《岩藤健》
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