リーガ・エスパニョーラのバルセロナは5月14日、第38節グラナダ戦で3-0の勝利を収め、今季のリーグ優勝を決めた。最終節まで続いた優勝争いを制したルイス・エンリケ監督は、「苦しい時期も乗り越え優勝できた」と会見で語った。
2位のレアル・マドリードに勝ち点1差をつけ迎えた最終節。勝てば優勝の試合でバルセロナは前半22分、ルイス・スアレスがゴールを決め先制した。さらにスアレスは2ゴール追加してハットトリック。最終節で今季のゴール数を40まで伸ばした。
試合後の会見でエンリケ監督は、「シーズン全体を通して高いレベルの戦いができた」と1年間を振り返る。
「常に素晴らしいサッカーをして大半の期間で首位に立っていた。38試合を通して最も安定したチームが報われる戦いだ。シーズン全体を見渡せば、我々はタイトルにふさわしかった。シーズン中には当然苦しい時期もあるが、そこで答えを出せるチームだと示した」
3月2日に行われた第27節レバンテ戦から、ライバルのレアル・マドリードが怒とうの12連勝を見せたのに対し、バルセロナは終盤まさかの連敗でリードを吐き出す。一時は独走で優勝目前と言われながら、結果として最終節まで優勝チームが決まらない大接戦を制した。
「ファンのためにも家族のためにも、クラブのためにもうれしく思っている。苦しい時期を乗り越えるのは大変だが、今は勝利を祝うべき時だ」とリーガ連覇を喜ぶエンリケ監督。だが、その目はすでにコパ・デル・レイ決勝に向けられている。
まずは選手たちと祝ってから、22日のセビージャ戦について考えたいと話した。
《岩藤健》
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