テニスのイタリア国際は5月15日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードのアンディ・マレーが第1シードのノバク・ジョコビッチを6-3、6-3で下し優勝した。
準々決勝でラファエル・ナダル、準決勝で錦織圭と対戦したジョコビッチ。錦織戦では試合途中に足の痛みでメディカルタイムアウトを要求するなど、連戦の影響が出ていた。それもあってか決勝戦では精彩を欠き、マレーの勢いを止められない。
マレーは第1セット序盤にジョコビッチのサービスゲームをブレーク。セット先取すると第2セットも2ブレークして、1時間35分で完勝した。
両者の対戦成績はマレーから見て10勝23敗となった。
コンディションの差がそのまま出てしまった決勝戦にファンからは、「ドロー運も影響したな」「ナダル、錦織との連戦でジョコビッチは疲れが残ってたな。それを差し引いてもマレーが良かったけど」「自分の誕生日に、ジョコビッチに勝ってマスターズ制覇はうれしいだろう」「ジョコビッチのストレート負けはなかなか見れないな」といった声が寄せられている。
イタリア国際が終わるとテニスは全仏オープンの準備に入る。マレー、ジョコビッチともに初優勝を目指すが、今年は大会最多9度の優勝を誇るナダルも好調。この争いに錦織が割って入れるかも注目だ。
《岩藤健》
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