6日に行われたファーストレグでは0-2の完敗を喫したレアル。敗色濃厚で迎えたホームでの第2戦、前回の対戦で低調なパフォーマンスに終始したダニーロに代え、ダニエル・カルバハルをサイドバックで起用した。
逆転突破には大量得点で勝つしかないレアル。先制点は前半15分だった。カルバハルのクロスが相手DFに当たってコースが変わると、ここにクリスティアーノ・ロナウドが詰めゴールネットを揺らす。さらにロナウドは2分後、トニ・クロースのCKにニアで合わせ頭で2点目を叩き込んだ。早くもレアルは2戦合計スコアをイーブンに持ち込む。
ヴォルフスブルクはユリアン・ドラクスラーの負傷交代もあり、点を奪い返せないまま前半が終了した。それでも辛抱強いサッカーで耐え続けGKディエゴ・ベナリオの好セーブもあり、試合は延長戦がチラつき始める。
最後に勝負を決めたのもロナウドだった。エリア付近でFKを得た後半32分、壁の間を抜いたボールが直接決まって2戦合計スコアでも逆転した。
チームを敗退の瀬戸際から救うハットトリックにサッカーファンからも、「これぞロナウド!って試合だった。まさにエース」「壁側のミスもあるとはいえ、こうも綺麗にボール1個分の隙間を抜けるもんだな…」「ロナウド凄すぎる。3点目のFK何であんなところ狙って入るんだよ」「クリスティアーノ・ロナウドのFKやばいな。そこをボールが通るなんてあり得るのか?と思うほど神の一撃」「3点目のFKは神に選ばれし『持ってる』者にのみ開く隙間」など称賛が絶えない。