レアル・マドリードは3月20日、リーガ・エスパニョーラ第30節でセビージャと対戦し4-0で勝利した。前半から試合を支配しながら1点しか取れなかったレアル。だが後半のゴールラッシュで大勝している。
4試合ぶりに負傷から復帰したレアルのカリム・ベンゼマ。そのベンゼマは前半6分、さっそくゴールを決める。ギャレス・ベイルからのクロスを、右足ボレーで豪快に叩き込んだ。
その後レアルはエリア内で相手選手を倒したとして、同26分にPKを献上してしまう。セビージャとしては同点に追いつくチャンスだったが、ここはGKケイラー・ナバスがセーブ。その後、レアルもPKを獲得し追加点のチャンスだったが、こちらはクリスティアーノ・ロナウドが枠の上に外した。
決定機を逃し続けたレアルだが後半19分、ダニーロの折り返しをロナウドが押し込み、ようやく追加点を得る。ゴール後、ロナウドは先ほどのPK失敗を観客に謝り、それから得点を喜んだ。
レアルは同21分にもベイルがこぼれ球を押し込みダメ押し、同41分には途中出場のヘセ・ロドリゲスも得点を決めた。
久しぶりの"BBC"そろい踏みで大勝したレアル。試合後の会見でジネディーヌ・ジダン監督は、「今季ベストゲームのひとつ」と喜んだ。
「今週はベストのひとつに数えられるほどの練習ができたと言った。それを示すことができたと思う。今季でも有数のパフォーマンスを披露できた。我々のベストゲームのひとつだ。ベルナベウで非常に良いパフォーマンスを見せてきた。この試合もそこに加わった」
レアルは次節、4月2日に敵地でバルセロナと対戦する。昨年11月21日の対戦では、ホームで0-4の大敗を喫した相手だ。伝統の一戦で前回の借りを返せるか。
《岩藤健》
page top