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【THE REAL】けがの連鎖を乗り越えて…異能のゴールハンター・小林悠が追い求める巧さと強さ

オピニオン コラム
【THE REAL】けがの連鎖を乗り越えて…異能のゴールハンター・小林悠が追い求める巧さと強さ
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■代表辞退4度目

右足の痛みはハリルジャパンに初めて招集され、後半34分からピッチに入った3月24日のアフガニスタン代表とのワールドカップ・アジア2次予選から引きずっているものだ。

5点のリードで迎えた後半44分。MF清武弘嗣(ハノーヴァー)からの縦パスを受けた瞬間に、背後から激しいファウルを食らう。右足を刈られる形となった小林はピッチに転がされ、苦悶の表情を浮かべた。

そのまま試合終了までプレーを続けた小林だったが、一夜明けて右足首が腫れてくる。練習を途中で切り上げざるを得ず、その後に代表チームから離脱することが決まった。

29日にはシリア代表とのアジア2次予選最終戦が控えていた。バヒド・ハリルホジッチ監督もその稀有な得点感覚に期待する小林だったが、すぐに気持ちを切り替えられたという。

「シリア戦にはちょっと間に合わなかったし、自分でやったけがではなかったので。けがをしてから2日後の練習を100%の状態でできないのならば、とハリルホジッチ監督から言われたので、(フロンターレへ)帰らせてもらうことにしました」



小林悠 参考画像(c)Getty Images


代表チームを辞退するのは、今回が実に4度目となる。アルベルト・ザッケローニ体制下の2014年4月と、ハビエル・アギーレ体制下の同年11月は、ともに合宿中に負ったけがが原因だった。

ハリルジャパンが発足した昨年3月にも代表メンバーに名前を連ねたが、発表直後のリーグ戦で右太もも裏に肉離れを起こしてしまう。辞退を決断した直後に更新されたブログからは、無念の思いが伝わってくる。

「誰かが言っていました。『神様は乗り越えられる人にしか試練を与えないんだよ』と。神様に言いたい。何回目だよ!そんな俺強くないわ!笑」(原文のまま)

昨年は5月に右ひざの手術を決断し、復帰直後の7月には右ふくらはぎの肉離れで再び戦線離脱。予備登録メンバーに選ばれていた、国内組だけで臨んだ東アジアカップへの出場も夢と消えた。

(次ページ ハリルホジッチを魅了する小林の「デュエル」)
《藤江直人》

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