4月2日に行われたリーガ・エスパニョーラ第31節、レアル・マドリードは敵地でバルセロナを2-1で破った。レアルはバルセロナの本拠地カンプノウで3年ぶりの勝利を収め、0-4で大敗した前回の雪辱を果たした。
歓喜に沸いたジネディーヌ・ジダン監督のクラシコ初勝利。だが乾坤一擲の大勝負はチームに深刻なダメージを与えていた。
レアルは6日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝トーナメント準々決勝、ファーストレグでヴォルフスブルクに完敗。敵地で0-2の敗北を喫したあと、ジダン監督は「クラシコが影響を与えた」と話している。
「バルセロナ戦が疲労の面で影響したと思う。自信が欠けていたということはない。厳しい試合になり苦戦することは、試合前から分かっていた」
厳しい状況に追い込まれたレアル。それでもジダン監督は慌てず、冷静にホームでの逆転を目指す。
「私は慌てないし選手たちも同じだ。負けるのはいつもつらいものだが状況は把握できている」
セカンドレグは敵地での防衛戦になるヴォルフスブルク。CLベスト4入りに向けディーター・ヘッキング監督は、勇敢さが必要だとコメントした。
「次の火曜日にはマドリーが反撃を見せてくると思う。突破するためにはもう一度勇敢に戦わねばならない。誰もが不可能だと思っていたことを実現させなければならない」
《岩藤健》
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