アトレティコ・マドリード(スペイン)は4月5日、バルセロナ(スペイン)とのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝トーナメント準々決勝ファーストレグを戦い1-2で敗れた。敵地で先制したが後半の2失点で逆転負けを喫している。
この試合でアトレティコは前半18分、フェルナンド・トーレスが先制ゴールを決め勝利に近づいた。しかし、その10分後にトーレスは2枚目のイエローカードを受け退場。現地メディアでは「ヒーローから悪役へ」と表現される、浮き沈みの激しい1日になった。
トーレスの退場についてアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、試合後の会見で「あなたたちが判断することだ」とだけ話し、多くを語らなかった。
「昨季アルダ・トゥランがベルナベウでやったタックルと似たようなものだった。だが今回はもっとゴールから遠い位置だった。審判たちはジャッジしなければならないし、我々はサッカーに集中しなければならない。判定について何も言うことはない」
敗れはしたが10人でバルセロナの猛攻に耐え、最少得点差でセカンドレグに向かうアトレティコ。アウェイゴールも挙げ、シメオネ監督は「勝負はまだ終わってない」と逆転でのベスト4進出を狙っている。
「数的優位になったバルセロナは、もっと得点できたはずだが決めきれなかった。我々やファンは、ホームでのセカンドレグをエキサイティングな気持ちで迎えられる。いいゲームになるだろう」
《岩藤健》
page top