メジャー21年間で積み上げた本塁打の数は歴代4位の687本。首位打者1回、本塁打王5回、打点王2回など多くのタイトルも獲得した。史上最年少での通算600本塁打達成などスピード記録も持っている。最盛期にはメジャーを代表する打者として高い人気を誇っていた。
だが華々しいキャリアは晩年に暗転する。禁止薬物使用の発覚と、それをめぐるメジャーリーグ機構との闘争だ。ロドリゲスは2014年、シーズン全試合の出場停止処分を科された。
1年間の出場停止が解け、久しぶりにグラウンドへ戻ってきた2015年。オープン戦から開幕間もなくは、ファンからのブーイングにさらされる場面もあった。だがロドリゲスはチームのために打ち続け、このシーズン151試合出場で打率.250、33本塁打、86打点の成績を残す。その姿は再びファンの間に支持を拡大させた。
この日の投稿にもファンからの、「良いトレーニングをしているようだね。今シーズンも期待している」「ロドリゲス大好きだよ」「今年も頼むぞA-ROD」「アレックス準備はできてるか?今から君に会うのが待ちきれない。本当に興奮してるよ」などのコメントが寄せられている。
今季開幕前に受けた『ESPN』のインタビューにて、「今まで楽しんだ。家に戻って父親になるときだ」と話し、契約満了を迎える2017年が現役最後の年と明かしていたロドリゲス。
バリー・ボンズの持つ通算本塁打記録までは残り75本。残り2シーズンで到達できるか。