発足して3シーズン目を迎えたJ3に、FC東京はU‐23チームを参戦させている。23歳以下の若手選手に公式戦の舞台で真剣勝負を積ませて、成長を促すことが目的だ。
いわゆるセカンドチームをガンバ大阪とセレッソ大阪も保有して、今シーズンのJ3で戦わせている。しかし、FC東京のそれは関西の2チームとは明確に一線を画している。
ガンバとセレッソがトップとU‐23の2チームを編成して、練習時間なども原則別々なのに対して、FC東京は全員が同じ練習メニューを消化。週末の公式戦を前にしてトップとU‐23とに分けられる。
狙いはあくまでもトップチームへの人材供給と、レベルアップによるJ1制覇。数年前からセカンドチーム保有を熱望してきた立石敬之ジェネラルマネージャーは、こんな青写真を描いていた。
「チーム全員が週末に試合をすることが一番大事であり、そこからのフィードバックを日々のトレーニングに落とし込んでいかなければ、選手はなかなか伸びていかない」
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《藤江直人》
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