ジュニアクラスのMTB全日本チャンピオン、佐藤寿美(としみ)が2016シーズンはMIYATA-MERIDA BIKING TEAM(ミヤタ・メリダバイキングチーム)で活動する。「東京オリンピックに出場し、そのまま波に乗って世界に出ていきたい」と語った。
北海道在住で、新学期からは高校3年生。アルペンスキーのトレーニングとして小学4年からMTBを始め、5年生のときに北海道の大会で初レースを経験した。中学3年でMTB全日本選手権で優勝したのをきっかけに、MTB一本に絞って勝負してみようと思ったという。
2015年はシリーズ総合チャンピオン。ジュニアのナショナルチームにも起用され、MTBアジア選手権で3位。ピレネー山中のアンドラ公国で開催されたMTB世界選手権では酸欠で倒れてゴールできなかった。
「高いところが苦手なんです。北海道は標高が低くても雪が降るので」
はじけると女子高生らしい、屈託のない言葉が飛び出す。
「昨年まではフェリーで1日かけてレース会場入りしたけど、今年からは飛行機なのでうれしい。まずはMTB全日本選手権での3連覇を目指します。将来的には世界で活躍する選手になりたい」
《山口和幸》
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