レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマが、フランス代表の同僚マテュー・ヴァルブエナを脅迫したとされる件は、今でも多くの関心を集めている。今月の親善試合に向けた代表メンバーからふたりが外されると、報道陣の質問はそこに集中した。
こうした状況にフランスのディディエ・デシャン監督は、「意見を持つのは自由だが、メンバーを決めるのは会長と自分だ」と会見で話している。
デシャン監督はベンゼマを外した理由について、2月27日のリーガ・エスパニョーラ第26節アトレティコ・マドリード戦を最後に、負傷のため試合から遠ざかっているコンディションを理由に挙げた。
「ニュースを追い続けているなら、彼が前回出場した試合は1ヶ月前だと知っているだろう。それ以来プレーしていない。私は監督に就任して以来、負傷者やプレーしていない選手を選んだことはなかったと思う」
やはりヴァルブエナについても、現時点ではコンディションに問題があると説明した。会見ではふたりの問題にばかり注目がいくことにウンザリしている様子だった。
「いつも遠回しに言われるのは正直に言って疲れる。私は選択をするためここにいるので、自分の正しいと感じた選択をする。誰でも意見を持つのは自由だし、話をするのもしないのも自由だが、メンバーを決定するのは会長と私だ」
《岩藤健》
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