広島の黒田博樹投手が2月23日、フリー打撃に登板した。打者相手には今キャンプ初の登板となったが、40球を投げ安打性の当たりは1本もなかった。それでも黒田本人は、「まだまだこれから」と冷静に投球内容を振り返る。
変化球を交えながら、スライダーとフォーク以外は打者相手に試したと話す黒田。挑戦中の新球チェンジアップも投じ、「まだ武器になる球ではない」と実戦投入には慎重な姿勢も見せたが、今後さらに磨きを掛けていきたいと意欲的だった。
「投げた内容はまだまだこれからだけど、打者を立たせて実戦に近い形で投げることができた。順調は順調だと思う」
開幕へ向け着々と仕上げるベテラン右腕を、「黒田は順調だな。大瀬良が心配だ」「ケガさえなければやってくれるだろ」「今年もしっかり投げてくれそうですね。むしろ打つほうがそれでいいのか」「黒田で心配なのは打線の援護だけ」「日米通算200勝も早い時期に見られそう」など、ファンも頼もしく感じている。
日米通算193勝を挙げている黒田。今年は大台到達も期待される。
《岩藤健》
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