現地メディアは契約内容を見直し、岩隈が大幅に譲歩する形でならドジャースと契約する可能性は残されているとしていた。だが、マリナーズのジェリー・ディポトGMが17日、「岩隈はマリナーズに帰ってくる」とパーティーの席上で明かした。その瞬間、会場からは歓声と口笛が聞こえた。
この発表にシアトルのファンからは、「キング・フェリックス、ウェイド・マイリー、岩隈で来シーズンはローテーションが充実してる」「2016年も岩隈はマリナーズの一員だ!」「彼を非難する声があるのは理解できない。マリナーズが岩隈に提示したのは単年1500万ドル、対してドジャースは3年4500万ドルだった。どちらでプレーしたいかなんて簡単な話だ」「マリナーズファンの多くは悲しみに暮れていたが、今、その涙は嬉し涙に変わった」「最高のクリスマスプレゼントだぜ!」など、歓喜の声が挙がっている。
岩隈とマリナーズは1年契約、2017年と2018年はベスティング・オプション(成績に応じて自動的に更新されるオプション)の形になる。年俸など金額は公表されてないが、マリナーズの地元紙『Seattle Times』は、「マリナーズは岩隈をめぐる状況が変化したことに乗じ、当初よりも低コストで先発投手を持ち帰ることに成功した」と伝えている。
Jerry Dipoto delivers a special gift to the front office at the #Mariners holiday party: Kuma is back. pic.twitter.com/8Bo8Y93ub2
— Seattle Mariners (@Mariners) 2015, 12月 18
Kuma signs a contract for 2016 with vesting options for 2017 and 2018. #TheBearIsBack
— Seattle Mariners (@Mariners) 2015, 12月 18