侍ジャパン、中村晃のサヨナラ打でベネズエラに劇的勝利…プレミア12で1次ラウンド全勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

侍ジャパン、中村晃のサヨナラ打でベネズエラに劇的勝利…プレミア12で1次ラウンド全勝

スポーツ 短信
プレミア12の侍ジャパン、小久保監督(c)Getty images
  • プレミア12の侍ジャパン、小久保監督(c)Getty images
  • 野球 イメージ(c)Getty Images
世界野球WBSCプレミア12の1次ラウンド最終戦となるベネズエラ戦が11月15日、台湾の桃園国際棒球場で行われ、侍ジャパンはベネズエラに6-5で劇的なサヨナラ勝ち。1次ラウンドを全勝で終えた。

アメリカに大勝し4連勝を挙げ、既に決勝トーナメント進出を決めている侍ジャパンの先発は2年連続二桁勝利の西勇輝投手(オリックス)。8番には、前日のアメリカ戦では先発を外れていた平田良介外野手(中日)が入った。

初回、先発の西は、ベネズエラの1番オルメドに先頭打者本塁打を打たれて1点を先制される。しかし2回裏、侍ジャパンは一死1、3塁の好機で平田が適時打を放ってすかさず同点に追いつく。3回を3者凡退で切り抜け、リズムをつかみかけたかに見えた西だったが、4回表、アポダカに2点本塁打を打たれて1-3と2点のリードを許す。しかし4回裏、松田宣浩内野手(ソフトバンク)と平田の連打で走者をためると、秋山翔吾外野手(西武)が適時打を放って1点差とする。

その後は両チームとも無得点が続いたが、8回裏、二死満塁の好機に中田翔内野手(日本ハム)が値千金の2点適時打を放って逆転に成功。しかし9回表、侍ジャパンの守護神・松井裕樹投手(楽天)がベネズエラ打線につかまり満塁のピンチを招くと、2点適時打を打たれて逆転された。しかし9回裏、侍ジャパンは満塁の好機をつくると、相手投手の暴投により同点。さらに続く満塁の好機に、中村晃外野手(ソフトバンク)が適時打を放ってサヨナラ勝ちをおさめた。

投げては、先発の西の後を継いだ左腕・大野雄大投手(中日)が3回を無失点、牧田和久投手(西武)が1回を無失点に抑える好投を見せたことは好材料だが、松井は準々決勝に向けて不安を残した。

この結果に対して、「1次ラウンド通過が決まっていたし、色々と調整の意味合いも多かったけど、接戦で白熱した!」「ベネズエラの先発のガルシアは、メジャーで活躍してきたベテランだけあって、ピッチングが巧かった」「秋山に当たりが出てきたのは好材料。というか、中田が凄すぎ!」「韓国戦の時もそうだったけど、やっぱり9回を松井に任せるのは不安だな」「9回表に逆転された時点でダメかと思っていた。侍ジャパン強すぎる!」など、ファンからは劇的な勝利に歓喜する声が多く寄せられていた。

日本の次戦は11月16日、準々決勝でグループA4位のプエルトリコと対戦する。準々決勝までは台湾で行われ、準決勝と決勝、3位決定戦は東京ドームで行われる予定。
《浜田哲男》

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