【THE REAL】山口蛍が追い求めるJ1切符とレジェンドの軌跡…セレッソ大阪の若きリーダーの決意 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE REAL】山口蛍が追い求めるJ1切符とレジェンドの軌跡…セレッソ大阪の若きリーダーの決意

オピニオン コラム
山口蛍(2015年9月3日)(c)Getty Images
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  • 山口蛍(2015年9月3日)(c)Getty Images
残りが10試合となり、いよいよ最終コーナーに突入したJ2戦線。各チームが32試合を消化しているなかで、3位につけているセレッソ大阪のキャプテンにして精神的支柱、ボランチの山口蛍はここまで5試合を欠場している。

ひとつは累積警告による出場停止。残る4試合はしかし、決してけがやコンディション不良で戦線を離脱したわけではない。

バヒド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表へ招集されていたため、セレッソを留守にすることを余議なくされていたからだ。

日本代表戦が行われる間はJ1も中断される。しかし、年間42試合を戦う長丁場のJ2は待ってくれない。

そもそも、2部のカテゴリーでプレーすること自体が、代表招集へのリスクを招きかねない。

■危機感「なくはない」

ハリルホジッチ監督の就任が決まった今年3月。昨夏のワールドカップ・ブラジル大会で、3試合すべてでピッチに立っている山口は、危機感の有無を問われた直後に偽らざる本音を口にしている。

「もちろん、なくはないですよ。J2は見てもらう機会が少ないと思うので」

J2のチームに所属しているという理由で、代表に呼ばれないことはない。たとえばザックジャパンにおいては、2013年シーズンをJ2で戦ったガンバ大阪からMF遠藤保仁とDF今野泰幸が常に招集された。

しかし、2人とは置かれた状況がまったく異なることを山口は理解していた。

「ヤットさん(遠藤)や今野さんはザックさんのチームでずっと主力だったから、J2でも呼ばれ続けたというか。ある意味で例外的だったと思いますけど、監督が代わったばかりの代表にJ2から呼ばれるのは、かなり厳しい道のりだと思っている」

■低迷するチーム、山口も大けが

元ウルグアイ代表のスーパースター、FWディエゴ・フォルランを獲得した昨シーズン。タイトル獲得を期待されたセレッソは、開幕からまさかの低迷を強いられる。

2度に及んだ監督の更迭で戦い方は混乱をきたし、ワールドカップで得点王とMVPを獲得したフォルランもフィットしない。チーム状態は一度も好転することなく、1試合を残してJ2降格が決まった。

山口自身も8月9日のFC東京戦で、右ひざ外側半月板損傷の大けがを負ってしまう。キャプテンとしての責任感が、リハビリを急かせたのか。再検査で手術が必要と診断され、結局、シーズンを棒に振った。

もがき、苦しむチームを助けられなかった日々。無力な自分を責めたこともある。

「自分が試合に出ていればもう少し変化を与えられたのではないのか、もう少しどうにかできたのではないのか。そう考えたことは、やはりありましたね」

■セレッソでプレー、迷い無し

ワールドカップが終わった直後に、ジュニアユース時代からの盟友、柿谷曜一朗がバーゼル(スイス)へ移籍。オフには後輩の南野拓実も、新天地ザルツブルク(オーストリア)へ旅立った。

今年10月で25歳になる。決して長くはないサッカー人生を考えれば、チャンスが訪れたときにはヨーロッパに挑戦したい。オファーがなければ愛着深いセレッソに残り、1シーズンでJ1復帰へと導いてみせる。

国内クラブからのオファーはすべて断り、二者択一を自らに言い聞かせて臨んだオフ。新チームが始動した1月中旬の時点でヨーロッパからオファーがなかったことで、決意は固まった。

捲土重来を期す2018年のワールドカップ・ロシア大会を考えれば、セレッソでのプレーは遠回りになるかもしれない。それでも山口に迷いはなかった。

「代表を考えるよりも、まずはチームを(J1へ)上げられるようにプレーすること。そのなかで、もしも監督なり(スタッフの)誰かが見て僕を呼んでくれるのであれば、すごくありがたいことだと思いたい」

ハリルホジッチ監督の初陣となった3月シリーズ。山口は約9カ月ぶりに代表復帰を果たし、同27日のチュニジア代表戦ではキャプテンの長谷部誠(フランクフルト)とボランチを組んで先発した。

その後もすべての試合で、山口はハリルホジッチ監督のリストに書き込まれている。もっとも、長谷部の相棒争いは、6月シリーズでは柴崎岳(鹿島アントラーズ)の後塵を拝していた。

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《藤江直人》
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