ブエルタ・ア・エスパーニャに参戦中の新城幸也(ヨーロッパカー)は、第17ステージでまずまずの記録を出した。
2回目の休養日明けとなる9月9日は38.7kmの個人タイムトライアル。高低表には現れないアップダウンの繰り返しと、街中のカーブが続くテクニカルなコースだった。
いつものタイムトライアルではそれほど力を入れずにリラックスして走る新城だが、「走り出したら調子がよかったので、100%ではないがしっかり走った」という言葉通り、チーム内では3番目のタイムとなる59位でゴール。
スタート前に突然鼻血が出るというアクシデントがあり、あわただしいなかでのスタートだった。さらに走行中も再び鼻血から止まらなくなりチームカーを呼んでティッシュを鼻に詰めて再スタートすることになり、かなりのタイムを失った。それでも59位という順位は好調の表れと言える。
「スタート前とレース中に鼻血が止まらなくなって、かなりタイムをロスした」という新城だが、「今までのタイムトライアルの中で一番いい感触だった。調子がいいことを感じられたので、明日から残りのステージが楽しみ」と語っている。
チームのエース、ロマン・シカールは7位でゴール。チームとしても残りのステージでの活躍が期待される。
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