ブエルタ・ア・エスパーニャ参戦中の新城幸也（ヨーロッパカー）は第14ステージを18分7秒遅れの98位でゴールした。
超級山岳の頂上ゴールとなるこの日も、逃げきりを狙う選手たちのアタック合戦が
長引き、ハイペースの前半が過ぎて5選手の逃げグループが形成されると、総合成績に影響がないと判断したメイン集団はこの逃げクループを容認し、タイム差は8分以上に開いた。
逃げている5名は協調体制を保ったままレースを進めるが、ゴールまでの登りとなる超級山岳に入ると、この中からアタックする選手が現れ、あっという間に第1集団が崩壊。後続のメイン集団では登りのスペシャリストがペースを上げ、集団はバラバラになった。
濃い霧が立ち込め、気温も10度台に下がった山頂ゴールは視界20mという状況で、目の前に現れるまでゴールした選手の識別も難しかった。ヨーロッパカーは超級山岳に入ると新城を中心に、登りを得意とするファブリス・ジャンデボズと総合10位に付けているロマン・シカールを前方に引き上げ、メイン集団の最前列でしばらく積極的にけん引に加わる。の登り途中で新城は仕事を終えた。
「明日、明後日とさらにきついステージが続くので今日は回復に努めた。登りに強いファブリスとロマンがしっかり前でゴールしてくれたのがよかった」と新城。
「明日はどこまで回復したかによって走りが変わるので、しっかり回復していることを願って休みます」
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