ブエルタ・ア・エスパーニャ参戦中の新城幸也(ヨーロッパカー)は、第12ステージではチームメイトのアシストにまわり、トップとタイム差なしの同集団、83位でゴールした。
序盤にカテゴリー2級の山岳が設定されているものの、ゴールまでは距離があるためヨーロッパカーはスプリントになると予想し、無理に逃げには入らない作戦を取った。スタートしてすぐに5選手の逃げグループが形成されると、メイン集団は現在リーダージャージを着用しているファビオ・アルーを擁するアスタナと、僅差で追いかけるトム・デュムランを擁するジャイアント・アルペシンがコントロールする展開で進んでいく。
ゴールまでは下り基調なので5人はゴール前に吸収されると考えていたは、想定外のアップダウンがあって粘る5名の逃げをなかなか吸収することができず。メイン集団はスプリンターを擁するチームが積極的に先頭でペースを上げて前を捕えようとした。
ゴールまでも緩やかな勾配が続き、逃げ切りかと思われたが、メイン集団のアシストたちが意地を見せ、ゴールライン直前で逃げていた選手を吸収。ゴールスプリントになった。
「足の調子はとてもよかった。トニー・ユレルがスプリントするというので、アシストに回った」と新城。
「2級山岳を過ぎてからも予想以上にコースがきつくて、どのチームも追うことに苦戦し、かなり疲労していると思うので、明日は自分が逃げるチャンスだと思う。コース的にも逃げ切れる可能性が大きいので頑張りたい」
《》
page top