試合はホームのウォリアーズが104-89で勝利し、2年連続ファイナル制覇に好スタートを切っている。
前半から主導権を握ったのはウォリアーズ。持ち前の堅守速攻が光る展開にオラクル・アリーナの観客も総立ち。だが52-43で折り返した後半、キャバリアーズも反撃を開始。残り4分を切ったところで一時は逆転した。
この展開にウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が大激怒。手に持っていたボードを叩き割りながら声を出し、気の緩みが見られた選手たちを引き締め直す。
ウォリアーズは第3クォーター終了間際から、第4クォーター前半まで連続ポイントで再びキャバリアーズを突き放し、最後はステフィン・カリーとクレイ・トンプソンが1本ずつ3ポイントシュートを決め大差で逃げ切った。
この試合でウォリアーズはカリーとトンプソンの点が伸びなかったが、ベンチメンバーは大活躍。ショーン・リビングストンがプレイオフ自己記録の20得点を決めたほか、出場した選手全員が満遍なく点を奪っている。
この内容にカーHCは試合後、「これは明らかに良い兆候だね。ふたりが大活躍しなくてもファイナルに勝てるということだから。しかし驚くべきことではない。私たちが最近2年間ずっと言ってきたことだ」とコメントした。
大差がついたファイナル第1戦にNBAファンからは、「ウォリアーズの良いところが発揮された試合だった。キャバリアーズの巻き返しに期待」「スプラッシュ・ブラザーズが抑えられても勝てることを示したのは大きい」「リビンストンやバルボーサの活躍がすごかった」「アウェーとはいえスプラッシュ不発での大敗はまずい。キャバリアーズへの期待値が急降下する試合だった」「先発5人の勝負ならキャバリアーズも五分、だけどベンチメンバーも含めた選手層では差が大きすぎる」などの声が寄せられている。
今季はケビン・ラブ、カイリー・アービングもそろいベストメンバーで臨んでいたキャバリアーズ。今年こその思いが強かったはずの第1戦を大差で落とし、第2戦以降に秘策はあるか。
.@Warriors' bench comes alive w/ 45 PTs as #GSW take a 1-0 lead over @Cavs in the #NBAFinals. pic.twitter.com/BvzJr78COp
— NBA (@NBA) 2016年6月3日