世界陸上北京大会は8月25日、男子200メートル予選が行われ注目のサニブラウン・ハキームが登場した。7月の世界ユース選手権で100、200を制した日本の新星は、20秒35で予選4組2着に入り準決勝に進んだ。
ガーナ人の父と日本人の母を持つサニブラウンは、城西高校に通う2年生。今大会には世界陸上男子200メートルで史上最年少となる、16歳5ヶ月での出場を果たしている。
100メートル銀メダリスト、ジャスティン・ガトリンと同じ組に入った予選では、サニブラウンは2位で直線に入り、順位を保ったままゴール。初出場で準決勝に進出した。
レース後のサニブラウンは「後半は足が回らなかったので、そこを修正すればもっとタイムが出るかなと思います。ちょっとプレッシャーもあって集中しにくかったですけど、自分の走りをできれば大丈夫かなと思いました」と話した。
この走りに「サニブラウンすげーなあ。2020年に21歳って一番イイ時期じゃないのか」「次レースもがんばってほしいですし、今後たいへん期待される選手だと思います」「東京オリンピックの頃にはもっと体格もよくなってるかな。ケガはしてほしくないです」「伸び盛りで期待が持てますね」など、2020年の東京五輪にも期待が持てるとの声が多い。
この他に日本人選手は藤光謙司が20秒28、高瀬慧が20秒33で通過している。
《岩藤健》
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