2015年ツール・ド・フランス、7月17日の第13ステージはミュレ～ロデーズ間の198.5km。最後は上り勾配のスプリントで、ベルギーのグレッグ・バンアーベルマート（BMCレーシング）がペーター・サガン（ティンコフ・サクソ）を撃破し、ツール初勝利を挙げた。
猛暑の中、緩やかなアップダウンの続くコースでレースは進んだ。序盤はウィルコ・ケルデルマン（ロットNLジャンボ）、トーマス・デヘント（ロット・スーダル）ら6人が逃げ、84km地点で最大4分45秒までタイム差を開く。
メイン集団では横風区間で集団が一時分裂する中、137km地点で昨年総合2位のジャンクリストフ・ペロー（AG2R）が落車。しかし、傷を治療し、なんとかレースに復帰する。
その後も、メイン集団では各チームが激しく逃げを追走。最後はラスト500mで勾配9％超の上り坂での争いととなったが、逃げの選手たちはラスト300mですべて吸収される。
ここで、バンアーベルマートがスプリントを開始。その背後にサガンが入り、2人の争いとなるが、追い抜くことはできず。バンアーベルマートが、チームTT以外ではツール初勝利を飾った。3位には3秒差でヤン・バークランツ（AG2R）が入った。
総合上位勢は同一集団でゴールし、クリストファー・フルーム（チームスカイ）がマイヨジョーヌを守っている。
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