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【ヒッキーのスポーツながら見】大舞台でも変わらない安定感――ウォリアーズ対ロケッツ…プレイオフ

オピニオン コラム
ステファン・カリー 参考画像(2015年5月25日)
  • ステファン・カリー 参考画像(2015年5月25日)
  • ステファン・カリー (左)とクレイ・トンプソン 参考画像(2015年5月21日)
  • ステファン・カリー (右)とクレイ・トンプソン 参考画像(2015年5月25日)
  • ゴールデンステート・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ(2015年5月25日)
  • ジェームズ・ハーデン 参考画像(2015年5月27日)
もちろん、この背景にはケガ人がいないということも大きいでしょう。カンファレンスファイナルに進出したほかの3チームを見ても、ロケッツはパトリック・ビバリー、キャバリアーズはケビン・ラブ、ホークスはカイル・コーバーと、どのチームも主力を欠いてゲームに臨んでいます。

一方、1シーズンかけて磨き上げてきたチームで試合を迎えられるウォリアーズは、恵まれていると言えるかもしれません。ただ、それもチームを安定させる重要な要因であり、ウォリアーズの強さの秘密とも言えるでしょう。

たとえばウォリアーズは第4戦を落としましたが、それはカリーの途中欠場が原因というより、ハーデンやジョシュ・スミスらの爆発による部分が大きいです。実際にスコアを見ますと、カリーが一時いなくてもウォリアーズは115点を取っています。得点力に決定的な陰りができたわけではありません。自分たちで崩れたわけではないという意識と、それでも爆発を防ぐためにタイトに行くという姿勢が、第5戦のハーデンのターンオーバー連発を誘ったり、手堅く勝利をつかませたと言えるのではないでしょうか。


ゴールデンステート・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ

そういう意味では、このチームに安定感をもたらした最大の要因は、自身も5度のNBAチャンピオンに輝いているヘッドコーチ、スティーブ・カーなのかもしれません。新旧MVP対決といった形で取り上げられることが多くなりそうな今シーズンのNBAファイナル。

しかしその実、"キング"レブロン・ジェームズ率いるキャバリアーズ対カリーを中心にしてチームで戦うウォリアーズという構図になるのではないでしょうか。ただ、何が起きるかわからないのがプレイオフでもあります。それぞれのチームが突如として別の顔を見せるかもしれません。

いよいよ、今シーズンのNBAの覇者を決める戦いが始まります。
《ヒッキー》

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