ヨーロッパカーの新城幸也が4月22日にベルギーのワロンヌ地方で開催されたフレッシュ・ワロンヌにアシスト役として出場し、トップから2分16秒遅れの67位になった。
2009年以来2度目の出場となった新城。最後のゴールを含めて3度通過する激坂ユイの壁などを前日に試走し、レースに臨んだ。ヨーロッパカーは好調のピエール・ローランをエースとし、アシストがそれを守る走りに徹する。
レースは序盤に7選手が逃げグループを形成し、8分ほどのタイム差をつけた。新城は最後までローランと一緒に集団に残り、ローランにアクシデントがあった場合は新城がゴールをねらうという作戦のもと、集団の中で勝負どころに備えた。
この日はメイン集団の中で落車が多発。各チームのエースたちが次々と落車により
リタイアを余儀なくされるという事態の中、逃げていた7選手は2周目のユイを越える前に、集団に吸収された。
ユイを越えるたびに集団は小さくなり、3回目のユイの坂に入る時点でヨーロッパカーでメイン集団に残っていたのは新城とローランのみ。新城は最後にローランをいい位置で登りに入れるようにアシストし、役目を終えた。ローランは激坂のゴールスプリントで12位。
「自分は最後までピエールを守る役目だったが、最後に遅れてしまって残念。頻繁に落車が起こっていた中で無事にゴールできたのはよかった」と新城。
「激坂を上る練習が足りなかったので最後は苦戦したが、そのほかの登りは順調に走れていたので、4月26日のリエージュ~バストーニュ~リエージュにはいいコンディションで挑めると思う。ピエールも好調なので、勝つ手助けができるように頑張りたい」
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