【Next Stars】海の上をなでる感覚とは…ウインドサーフィン鈴木文子選手 5ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Next Stars】海の上をなでる感覚とは…ウインドサーフィン鈴木文子選手

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ウインドサーフィン鈴木文子選手
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■ワールドカップを狙う

---:今、目指しているタイトルはあるのですか?

鈴木:はい。今、PWAっていって、ワールドカップですね。

---:ワールドカップ。これは年何戦あるのでしょうか?

鈴木:今年は4戦ありました。

---:今ランキング的には今どの辺で?

鈴木:今7番です。ランキングが。





■遠征するのも一苦労

---:遠征費とか結構大変じゃないですか?

鈴木:掛かります。すごい大変です。オーバーチャージという、持っていく道具、つまりボードに掛かるお金が航空会社と行くところによって、金額がみんなばらばらなので。安くいくと、ワンセットといい、1個の塊、大体30キロぐらいなんですけど、それが1万円ぐらいで行けるとこもあれば、1キロ1000円とか取る航空会社もあるんです。

そうすると150キロくらい持っていくとき、その時点でもう行けなくなってしまうんですね。ですので、航空会社を選んで交渉して、まず乗せてもらうことを確保し、その後空港でとにかく1時間とか2時間とか掛けて交渉して、値段をぎりぎりまで下げます。

---:なるほど。

鈴木:だから、金額がいくらっていうのが分からないのがちょっと大変ですね。例えば5万円で行く場合もあれば、空港行ったら20万取られる場合もあるし。結構大変です。

---:インストラクターの収入だけでやっていけるのでしょうか?

鈴木:正直やってられないんですけど。ただ、去年まではずっとアルバイト生活で、3つ、4つ掛け持ちして。遠征行くと結局、収入がゼロになっちゃっていましたが。(遠征に)行って賞金を取ったとして、その賞金でちょっと返して、あとはのちのちローンで返して、というふうにずっと働いてる感じになっちゃっていましたね。

ただ、2013年の10月から社員として、今の競技生活を認めてくれる会社から声が掛かりました。今、日本で一番大きなウインドサーフィンのお店なんです。イントラしながら世界の大会に行き、その間もちゃんとお給料をいただけるという契約をしてもらったので、足りてはないですけど、前に比べれば全然楽です。前はそうですね、結局1カ月行っちゃうと1カ月収入ゼロで。そうすると2カ月分の家賃分、次の月にそれ以上働かなきゃいけなかったので。朝からもうずっと晩まで、空いてる時間は1日中働いてました。

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《大日方航》

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