元ツール王者エバンス、最後のオーストラリア・ロード選手権に挑む | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

元ツール王者エバンス、最後のオーストラリア・ロード選手権に挑む

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カデル・エバンス(BMCレーシング)
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2011年ツール・ド・フランス王者カデル・エバンス(BMCレーシング)が、2015年1月11日に地元のオーストラリア・ロード選手権に出場する。

エバンスは1992年にマウンテンバイクで初めてオーストラリア選手権に出場。それから23年の時を経て、多くのオーストラリア人ファンに注目される存在となった。

エバンスにとってはこのオーストラリア選手権が現役生活で最後から3番目のレースとなる。残す2つはツアー・ダウンアンダーと、引退レースとなるカデル・エバンス・グレートオーシャンロードレースである。

昨年のオーストラリア選手権では、サイモン・ゲランス(オリカ・グリーンエッジ)に次いで2位に終わったエバンス。今年のビクトリア州ブニンヨングのコースはエバンス向きだが、BMCレーシングのチームメイトが2人であるのに対し、地元プロチームのオリカ・グリーンエッジは9人の選手を擁し、厳しい戦いを強いられる。

2009年にはロード世界選手権で優勝し、マイヨアルカンシェルに袖を通したエバンス。ファンはキャリアの最後をオーストラリアチャンピオンジャージで飾ってほしいと願っているが、エバンス自身は「僕はおとぎ話を信じていない。ただ現実的にならないといけないんだ。僕たちはできる限りの準備をするし、できる限り最高のレースをする。あとは結果が教えてくれるだろう」と冷静に語っている。

オーストラリア・ロード選手権は1月7日に開幕。7日はクリテリウム、8日は個人タイムトライアル、10日はU23男子と女子のロードレース、11日にはエバンスらが出場するエリート男子ロードレースが行われる。
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