【小さな山旅】現役山ガールにインタビュー、山の魅力は「素敵な景色と山ゴハン!」…湯沢挟・篭岩(3) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小さな山旅】現役山ガールにインタビュー、山の魅力は「素敵な景色と山ゴハン!」…湯沢挟・篭岩(3)

オピニオン コラム
山ガール、風景を撮る。アートな感性も併せ持つKさん。その姿は……もういいか。
  • 山ガール、風景を撮る。アートな感性も併せ持つKさん。その姿は……もういいか。
  • 山ガールと山ランチ。Kさんが山ゴハンを楽しむ秘訣を教えてくれた。「家である程度食材を準備していくと、山で食べるゴハンもいろいろ楽しめます。この間は、餃子を包んで冷凍して持って行って、山の水を使ってゴハンを炊きました」
  • 山ガールと山へ旅立つ。山本さん、Kさんとともに、いざ湯沢挟へ。初めての現役山ガールとの山行に、筆者の心拍数は高まるばかり。
  • 山ガール、滝を撮る。不動滝でのKさん。鳥居と滝とのマッチングに感動したのか、思わずパシャ。自然と触れ合う女性の愛くるしさは、歴代月9ドラマのヒロインを凌ぐ。
  • 山ガール、鎖を握り、沢を越える。恐れることなく鎖場に挑む姿は、まさしく宮崎アニメのヒロインのようであった。
  • 山ガールの岩場越え。Kさんは下りが苦手? 今度は恐る恐る岩場を越えていく。困難に立ち向かう姿は、朝ドラ・ヒロインを彷彿させる。
  • 山ガール、急登もなんのその。コース終盤の急登続出コースを遅れることなく登るKさん。バイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチばりの勇ましさだ。
  • 山ガールの藪こぎ。未知なる道を突き進むその姿は、未知なる生物と戦うシガニー・ウィーバーと見間違えるほど。
「山ガール」という言葉が生まれてから、久しく経つ。ファッショナブルな出で立ちで、登山というややストイックな行為に挑む女性たち。そのギャップが妙な魅力を生み出し、世の男性を虜にしている。

かくいう筆者もその一人である。しかし、山ガールと戯れたいという願望とは裏腹に、山ガールと接する機会は今までに全くなかった。

山ですれ違い挨拶くらいは交わすことがあっても、未だかつて一緒に山に登った経験はなかった。山に登り、山を語る。女性とそのような時間が過ごせたら、さぞ心ときめくことであろう。

さて、夢にまで見た山ガールとの山行が昨秋の湯沢挟ハイクで実現した。同行して頂いたのは現役山ガールのKさん。山歴は4年。Kさんは友人に誘われて山を始めたのだが、今ではその友人よりも多くの山に登っているという。過去に踏んできた山の頂は、20座ほど。関東近郊の山を中心に、富士山や常念岳、谷川岳などのピークも踏んできた。

では、Kさんは山登りのどこに魅力を感じているのか? 山ガールのリアルな心境に迫ってみた。

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◆Kさんが語る、山の魅力。

Q. 山登りの魅力とは?

Kさん:普段の生活にはない人との繋がりが魅力ですね。街中で知らない人に声を掛けると変な人になっちゃうけど、山では色んな人と気軽に話ができます。人と人との距離が、山ではぐっと縮まるのが、不思議だけれど魅力ですね。それと、素敵な景色と山ゴハン!

Q. やっぱり山で食べるゴハンは特別?

Kさん:絶景を眺めながら、おいしい空気を吸いながら食べるゴハンは、やっぱり特別ですね。

Q. なるほど~。では、今までの登山経験で大変だったのはどんな時ですか?

Kさん:常念岳で山頂から下山する時に、怖くてバンビ足になっちゃいました。それと、背負っていた荷物が私のレベルをオーバーしていて、つらかったですね。

Q. 常念岳では山小屋泊を経験したんですよね? 山小屋泊はいかがでしたか?

Kさん:常念小屋はキレイだったし、水場もあったので快適でした。山ゴハンに山小屋での宴は、最高でしたね! 修学旅行を思い出しました。他の登山者との交流も楽しかったし、何より山から見る夜空とご来光が本当にキレイで……。

Q.山を満喫していますね! 今回の湯沢挟はいかがでしたか?

Kさん:岩場が苦手だったので練習になって良かったです。それと、里山のゆったりとした雰囲気が味わえました。

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山を心から愛し、楽しんでいる。Kさんの話ぶりから、そんな印象を受けた。大自然を相手に逞しく挑み、そして、その行為を楽しむ女性……何とも素敵ではないか。

山ガール。是が非でも、この素敵な存在を絶えさせてはならない。その存続と普及を願い、ここに「山ガール振興(親交)委員会」の設立を宣言しよう。会員は現在一名(もちろん、筆者のみ)。全国の山ガール好きの男性には、是非とも参加して頂きたい。
《久米成佳》

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