【礒崎遼太郎の農輪考】日本の伝統食を支える小麦、自給率14パーセントを考えながら育む | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【礒崎遼太郎の農輪考】日本の伝統食を支える小麦、自給率14パーセントを考えながら育む

オピニオン コラム
【礒崎遼太郎の農輪考】日本の伝統食を支える小麦、自給率14パーセントを考えながら育む
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稲刈りを終えて、冬野菜も少しずつ大きくなりつつある筆者の自然農法圃場。今年からの新しい試みとして、冬期に小麦を栽培することになった。

自然農法では、自家採種をされた種を使用するということがとても大切なことになっている。今回は、幸いにも、大阪の泉佐野で自然農法を不耕起栽培で実践している友人から、10キロ近く小麦の種をいただくことができた。梅雨前の収穫を目指して、種を蒔く。

うどん、そうめん、きしめんに、麦茶。小麦や大麦を原材料とする伝統的な日本の加工品はたくさんあるけれども、自給率が驚くほど低い小麦。製粉協会のデータによると、自給率は14パーセント。海外から安い小麦を輸入するコストと比べると、日本国内での生産コストがかかりすぎることが自給率を低めている原因だという。

自然農法を始めてから、自分で食べるものは自分で栽培したいという思いがある。晩秋の夕方、トラクターで耕した大地に溝を掘り、小麦の種を蒔いた。夕暮れの前に種を蒔き終えると充実感が迫ってくるものだ。

来年の夏が来る前には、小麦のうどんが食べれると思うと楽しみである。
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