【礒崎遼太郎の農輪考】絶品!古民家で味わう自然農法の天丼 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【礒崎遼太郎の農輪考】絶品!古民家で味わう自然農法の天丼

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絶品!古民家で味わう自然農法の天丼
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9月最初の週末に、全国から自然農法に興味のある青年が集まった。滋賀県にある古民家を移築した施設で、自然農法に関する勉強会が行われた。筆者はイベントのスタッフとして参加した。

自然に寄り添って生きてきた日本人が住んできた古民家と、自然順応、自然尊重の精神を根底とした自然農法は相性がいい。毎回、昼食にはすべて自然農法の旬の食材を用いた料理を古民家で楽しませていただいている。今回は、夏野菜の天ぷらを使って、天丼を作らせていただいた。

古民家に備え付けてある“おくど”さんで、薪を使ってご飯を炊く。四升もの米を洗って、大きな釜の中へ。そして、薪に火をつける。湿っていた薪から白い煙がもくもくと出て、ようやく火の勢いは増した。

高級な自然農法の油を豪快に使って、収穫したばかりの野菜を揚げていく。ナス、ししとう、おおば、ゴーヤ。切、肉や魚を使わずに作った、野菜だけの天丼。動物性タンパク質の不足を嘆く声も聞こえなかったのは、野菜が新鮮で、美味しかったからだと思う。人生を楽しく過ごすためのコツは、きっと、美味しい野菜に出会うことなのだとまで思ってしまう。

化学肥料や農薬を一切に使わずに、作った野菜や米。もちろん、農作業自体も楽しいものだけれども、やはり「食」を皆と楽しんだときに、「農」の喜びが深まる。そんな貴重な体験をした初秋の一日だった。
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