則本は15勝を挙げた昨年、新人王を獲得。日本シリーズでも先発にリリーフに活躍し、日本一に貢献した。2年連続開幕投手を務めた今年も14勝をマーク、奪三振王のタイトルも獲得。圧巻は先発7完封の記録だ。投手分業制が敷かれ長いプロ野球。先発投手の完投自体が減っている時代には、一際異彩を放っている。
それでも本人は今年を「天国と地獄」と表現し、来季の目標に「安定」を挙げた。シーズン途中で調子を崩し打ち込まれる試合が増え、7完封しながら防御率は3点台。調子の上がらないチームで中4日の先発も任され、疲労が溜まった中で打ち込まれた影響もある。
「天国と地獄を味わったこの一年。来季のテーマは『安定』」
本日、則本昂大選手が契約更改を行いました。
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— 楽天イーグルス (@Rakuten__Eagles) 2014, 12月 3
球団最速の1億円プレーヤーとなった則本にファンは、「来年も楽天をよろしくね」「則本の1億越えは当たり前」「松井くんと辛島と則本の3本柱期待してる」など、来年もエースとしての働きを期待する。球団が提示した複数年契約を断り、1年ずつ勝負したいとしたことについては「複数年はなんとなく断る気がしてた」「まさかメジャーに行きたいとか言わないよね?」といった意見も。
会見で則本は「誰にも負けるつもりはない」とエース宣言。熱投型の選手らしい強気な面を見せた。