楽天ゴールデンイーグルスがアンドリュー・ジョーンズ外野手、ブライアン・ファルケンボーグ投手を、それぞれ来季の契約予定選手リストから外し自由契約とすることが分かった。12月2日に正式公示される。
ジョーンズはメジャー通算400本塁打以上、10年連続ゴールデングラブ賞と過去に来日した助っ人外国人の中でも飛び抜けた実績引っ提げ、2013年シーズンから楽天に加入。初年度は4番打者として5番ケーシー・マギーとのコンビで活躍、チームの得点力を大幅に伸ばし日本一に貢献した。
今季はマギーが抜け四球覚悟の厳しい配球で攻められたこともあり、打率.221と前年よりも落としたが、本塁打はチームトップの24本をマーク。来日2年で50本を記録した。
チームは昨年の日本一からリーグ最下位に沈み、2015年シーズンの巻き返し図るため新たな戦力を探している最中。オリックス退団が濃厚となったペーニャ、広島を退団するミコライオが補強リストに挙がっている。
今後はペーニャ、ミコライオとの交渉を進めていくと見られるが、状況によってはジョーンズ、ファルケンボーグとの再契約もある。
楽天は他にもボウカー、ブラックリーなど外国人選手4人と来季の契約を結ばない方針だ。
大久保監督が就任し、新指揮官の下で迎える来季。日本一奪回に向け動き出した楽天だが、打の顔として活躍したジョーンズ退団には「ジョーンズがいたからこそ辛うじて打線に怖さが残っていた」「ジョーンズ楽天に必要」「楽天のフロント…」「楽天にジョーンズは必要だよ」など、ファンからも厳しい意見が飛ぶ。
また来季に向けた補強が聞かれない現状に「補強も進んでないし、フロントしっかり!」「楽天の今期の補強は後手後手に感じる」といった声も。
ジョーンズは穏やかな人柄でも好かれ、将来的には監督もやって欲しいと期待するファンもいただけに、1年の結果だけで放出するのは否定的な意見が多い。
《岩藤健》
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