楽天イーグルスは12月1日、仙台市内のホテルで新入団選手発表会を開いた。今季の楽天は投手が4人、内野手2人、外野手3人とバランスの取れた補強になった。中でも注目を集めたのは、済美高校からドラフト1位で入団した安樂智大だ。
高校時代は最速158キロを投げ、プロでは160キロも目指すと豪語する本格派右腕は、ヤクルトと競合の末に楽天がくじを引き当てた。
会見で背番号の印象を聞かれた安樂は「20には特別な思いがある。厳しいプロの世界で20年間活躍し、ピッチャーをやるからには20勝投手も目指したい」と力強く答えた。
高校球界を代表する豪腕の入団に早くも、「安樂くんには即戦力になってほしいね」「絶対安樂は球界を背負う投手になる」と期待の声が寄せられる。また会見で他の新人選手が緊張する中、淡々と落ち着いて答えていた姿は「良くも悪くもルーキーらしくない」「最年少の安樂がいちばん記者の質問に対する受け答えが上手い」とファンの目には映ったようだ。
リーグ最下位から再び頂点を目指す楽天。新戦力の活躍にも期待したい。
《岩藤健》
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