2014年ツアー・オブ・ブリテン、8月11日の第5ステージはエクスマウス~エクセター間の177.3km。終始アップダウンを繰り返す難コースだ。
序盤に、マティアス・ブランドル(IAMサイクリング)、アンドレアス・スタウフ(MTNクベカ)、シャーン・アーチボールド(アンポスト・チェーンリアクション)、マールテン・ワイナンツ(ベルキン)の4人の逃げが決まる。
最大タイム差は3分強だったが、メイン集団内でリーターチームのオメガファルマ・クイックステップが追走に意欲を見せず、その後ガーミン・シャープがコントロールを引き継いだが、なかなか先頭4人を捕まえられない。
その4人からは残り2kmの2級山岳でブランドルがアタックし、他の3人を引き離すとそのまま逃げ切り勝利を収めた。
スタウフは集団に捕まったが、アーチホールドとワイナンツも逃げ切ってトップから8秒差の2位と3位でゴールした。
ミカル・クビアトコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ)は14秒遅れのメイン集団内の7位でゴールし、総合首位を守った。
ステージ優勝を挙げたブランドルは「昨日は逃げを追いかけなければならなかった。それが僕の仕事だからね。今日は逃げに入って、ステージ優勝の可能性はあると思った。最後に、たまたまそうなったね。(逃げ集団内で)誰も信じてなかったけど、集団が僕たちに少しタイム差をくれたので、僕たちは話し合い、フルスピードで行ったんだ。その後、2分30~40秒まで開き、僕たちを捕まえるのが不可能になった。終盤はうまく協力できたし、最後の上りで僕が一番いい脚を持っていたので勝てたんだ」と喜んでいた。
リーダージャージをキープしたクビアトコウスキーは「僕たちはタイム差を約3分でコントロールしていた。ブランドルが総合で約3分差だったので、危険な逃げじゃなかったんだ」と振り返っていた。
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