イギリス最大のステージレース、ツアー・オブ・ブリテン(UCIヨーロッパツアー)が9月7日に開幕。全8日間9ステージの第1ステージは、リバプールの13.1kmの周回コースを8周する平坦な104.8kmで争われた。
レース序盤は4人の逃げが形成されるが、メイン集団では地元イギリスのマーク・カベンディッシュ(オメガファルマ・クイックステップ)がクリートトラブルのため遅れ、チームメイトのマーク・レンショーとともに集団復帰を試みていた。
しかし、2人は残り3周でチームカーとぶつかって落車。その後、集団がペースを落としたため、なんとかカベンディッシュはレースに復帰することができた。
最後は集団スプリントで決着し、マルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)が優勝。2位はニコラ・ルフォーニ(バルディアーニCSF)、3位にはカベンディッシュが意地のスプリントで入った。
キッテルは今季ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのイギリス開催のステージで3勝を挙げており、イギリスとの相性のよさを再び証明した。
リーダージャージも獲得したキッテルは「かなり混乱していたけど、運よく僕たちは右側に留まる決断をした。最初は差が大きくて間違った判断かと思ったけど、左側でクラッシュがあったので、前に出ることができた。ここのファンと会えて、暖かく歓迎してくれるのは、本当にうれしいよ」と喜んでいた。
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