【ブエルタ・ア・エルパーニャ14】山頂ゴールはアールが力強いアタックで制覇…優勝候補キンタナがレースを去る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ブエルタ・ア・エルパーニャ14】山頂ゴールはアールが力強いアタックで制覇…優勝候補キンタナがレースを去る

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総合上位のアール、ヘーシンク、首位のコンタドール(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • 総合上位のアール、ヘーシンク、首位のコンタドール(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • 山頂ゴールを制したアール(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • 負傷したモラビート(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • キンタナが落車でリタイア(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • 最後まで逃げ続けたキリエンカ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • 総合リーダー、マイヨロホのコンタドール(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • 最後の上りで前に出るトロフィモフとアレドンド(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
  • ヘーシンクとバルギル(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第11ステージ)
スペイン全土を舞台に3週間かけて行われるステージレース、第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ。

第11ステージがパンプローナからサントゥアリオ・デ・サンミゲルデアララルまでの153.4kmで行われ、山頂ゴールまで残り1kmのところで抜け出したイタリアのファビオ・アール(アスタナ)が優勝した。

後半にカテゴリー3級の山岳ポイントを越え、1級の山頂ゴールとなるこの日。総合上位陣の争いも最後の上りになると思われた。しかし序盤に集団で大きな落車が起きた。そこに巻き込まれたのが今大会総合最有力候補、ナイロ・キンタナ(モビスター)だ。

キンタナは前日の個人タイムトライアルでもスピードの出し過ぎでコーナーに突っ込み落車。大きくタイムをロスし、総合成績もリーダーから11位へと後退していた。2日連続の事故、しかも今回はそのまま病院に運ばれリタイアとなった。検査の結果、右肩甲骨を骨折と診断された。

7月のツール・ド・フランスでもアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)とクリストファー・フルーム(スカイ)、総合優勝を争うふたりのビッグネームが相次いで落車してレースを去っている。3週間続くグランツールは強いだけでは勝てない。最終日のゴールまで走り抜く運も必要だ。

5月のジロ・デ・イタリアで総合優勝し、ツールはスキップして今大会に参加したキンタナ。総合順位は落としていたが、後半の山岳ステージでの活躍が期待されていただけに残念な結果となってしまった。

キンタナをリタイアに追い込んだ集団落車で、もうひとり不運な選手がいた。スティーブ・モラビート(BMCレーシング)は落車したあとに大会関係車両のオートバイに引かれてしまったのだ。骨折こそしなかったが、彼もレースを去ることになってしまった。

その後、レースは最初のスプリントポイントで早くも総合争いが勃発。通過した順位で与えられるボーナスタイムを狙って総合2位のアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)が動いた。総合リーダーのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)はそれを見逃さない。

バルベルデは1位通過で3秒、コンタドールは2位通過で2秒のボーナスタイムを獲得。これによりバルベルデは総合成績でコンタドールとのタイム差を1秒縮めた。

それから間もなく4人の選手が逃げを決めた。エリア・ファヴィッリ (ランプレ・メリダ)、ヨアン・ルポン(エフデジュポワンエルエル)、ピム・リヒハルト (ロット・ベリソル)、そしてバシル・キリエンカ(スカイ)だ。その後ペイオ・ビルバオ (カハルラル・セグロスRGA)が加わり5人になった。

最初の峠に入りキリエンカがひとり飛び出した。3級の山岳ポイントまで力強く上り逃げ続ける。しかし山頂ゴールへと通じる最後の上りに入ってすぐ、ゴールまで9kmを残してメイン集団に捕まった。

すぐに区間優勝を狙うクライマーたちが動きだした。総合上位勢で動いたのは総合9位のロベルト・ヘーシンク(ベルキン)だ。ゴールまで残り6kmほどでアタックを決めた。残り2kmを越えるまで単独で走っていたが、争いが活性化した後続に吸収されてしまう。

残り1kmで加速したのがアールだ。一気に後続を突き放し、そのままゴールへと飛び込んだ。総合順位こそ7位のままで変動はなかったが、総合リーダージャージのマイヨロホを守ったコンタドールとのタイム差を14秒縮めることができた。

区間2位に入ったバルベルデはゴールでもボーナスタイムを獲得、スプリントポイントの1秒とあわせてコンタドールとの差を7秒詰めた。

第11ステージ終了時点での総合成績は以下の通り。

1位 アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)
2位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)+20’’
3位 リゴベルト・ウラン(オメガファルマ・クイックステップ)+1' 08''
4位 クリストファー・フルーム(スカイ)+1' 20''
5位 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)+1' 35''
6位 サムエル・サンチェス(BMCレーシング)+1'52''
7位 ファビオ・アール(アスタナ)+2' 13''
8位 ウイネル・アナコナ(ランプレ・メリダ)+2' 22''
9位 ロベルト・ヘーシンク(ベルキン)+2' 55’'
10位 ダミアーノ・カルーゾ(キャノンデール)+ 3' 51’’

第12ステージは20.8kmのコースを8周回する166.4kmの平坦コース。総合争いは一時休戦、スプリンターたちの勝負になるだろう。

大会は総距離およそ3240km、9月14日まで全21ステージで行われる。

《五味渕秀行》
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