いよいよ関東も梅雨入り。先週末は雨だったため、予定していたサイクリングをあきらめました。このように日帰りなら出かけないのが基本。雨中の走行は危険が高まりますし、何より楽しくありません。
ただし泊まりがけで出かけたときは、初日は天気がよくても翌日以降に降られることがあります。また、日帰りでも天候が急変して雨に見舞われることも。今回はそんなときの対処法について述べましょう。
◆輪行バッグはお守り代わり
雨具がない場合は、すぐにGPSで最寄りの駅を確認。ナビに従って駅まで走り、輪行で帰ります。そのため自転車のサドルバッグには、いつも輪行バッグが入っています。いわばお守り代わりですね。深刻なトラブルに遭遇したときも、輪行バッグがあればなんとかなります。以前、「後輪に掛けたワイヤー錠の鍵がない!」ということがありましたが、前輪だけ外して輪行バッグに詰め、路線バスと電車を乗り継いで難を逃れました。
話が横道にそれたようです。駅が離れている、あるいはすぐにやみそうなときは、とりあえず雨宿りができる場所を探します。見つかったらそこでインターネットに接続し、雨雲の動きを確認。降り続きそうならあきらめて雨中に飛び出します。
◆雨具は価格相応の機能性を重視
もちろん雨具があれば着ます。それは防水透湿加工が施された比較的高価なもの。せっかく雨具を着ても、かいた汗で中が濡れたら元も子もないからです。私はちょっとした山登りもするため、登山用の雨具を流用しています。自転車専用品と比べても遜色はないものの、サドルと接触する部分の補強はありませんから、そこの擦れが気になるところです。
ヘルメットの下には雨具のフードをかぶります。ヘルメットのサイズ調整ダイヤルをゆるめれば、うまくフィットするはずです。そのままだと振り返ったときに視界に入るフードも、ヘルメットをかぶることで顔の動きと一体となって邪魔になりません。さらに裾がチェーンに絡まないよう、同じく登山用のスパッツも付けます。そのおかげで滴り落ちる雨水が靴に掛かることも避けられます。
雨具を着ての走行では、いつも以上にスピードを抑えます。これはスリップによる転倒など、不測の事態に備える意味合いもありますが、いくら防水透湿機能を備えていても、その能力を超えるほどの汗をかけば濡れてしまうからです。
◆安全と防水への配慮…晴れる日が待ち遠しい
これらの点に配慮すれば、冒頭の言葉とは矛盾するものの、雨中の走行は思ったほど不快ではありません。着いた先で濡れた雨具を脱げば、いつもと何の変わりもなく……。いえ、その雨具の処置が必要でした。とりあえずたたんで、ほかの荷物が濡れないよう袋にでも入れましょうか。
帰宅したらハンガーにかけ、しっかり乾かします。自転車もだいぶ汚れていますから、洗車しなければならないでしょう。う~ん、ちょっと面倒かも。やっぱりサイクリングのときは晴れてほしいですね。
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