【津々見友彦の6輪生活】GoProの牙城崩す!? ソニーのアクションカムを徹底評価 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【津々見友彦の6輪生活】GoProの牙城崩す!? ソニーのアクションカムを徹底評価

オピニオン コラム
ソニーのアクションカム(デジタルHDビデオカメラレコーダー、HDR-AS100V)
  • ソニーのアクションカム(デジタルHDビデオカメラレコーダー、HDR-AS100V)
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ソニーらしい嬉しいカメラに出会った。アクションカム(デジタルHDビデオカメラレコーダー、HDR-AS100V)だ。

カメラサイズは前回ご紹介した“Looxcie”に比較すると5倍近くのボリュームだが、流行の“GoPro”に比較するとほぼ同等サイズ。ただし、GoProの防水カバー付きよりはやや小振り。

その“GoPro”を意識したコンセプトで、水深5mの水密ケースが付属し(別売で30m水深用もあり)、ヘルメット、自転車ハンドルバーなど取り付けられる様々なアダプターが豊富なのも嬉しい。

◆あらゆるアクティブスタイルに対応

自転車はもとより、スキューバダイビング、スカイダイブ、4輪、2輪、カートなどモータースポーツ、サーフィンなどあらゆるアクティブなスポーツに対応し“GoPro”の強力なライバルの出現だ。

今回特に自転車乗りに嬉しいのはカメラ機能と共に、GPS機能を持ち、静止画、動画と共に地図上に位置を表示してくれる点だ。

◆GPS連動で静止画、動画をマッピング

自転車でツーリングに出ると途中の景色と共に、地図上でどこを走ったのか振り返りたい。サイクリストの楽しみは自己満足だろう。帰宅してから自分の走った軌跡を地図で見ながら、ルートの登り勾配を思い出し、見事登り切った時の満足感に再度ひたりたいのだ。そんな要求にピッタリのカメラだ。

ファインダーはないので、Wi-Fi接続でiPhoneやアンドロイド端末で画角を見たり撮影のリモコンとしても連携することになる。同様の機能は腕に取り付けられる専用のライブビューリモコン(希望小売価格15,000円+税)もあり、画像も見れ、走行中に録画のオンオフも可能だ。

◆インターバル撮影で効率的に振り返る

有難いことに、動画の他、静止画も撮れる。更にその静止画はインターバルで細かく撮影時間の間隔が設定できるようになっている。実はこれにとても期待している。

これらの画像は 「PlayMemories Home」と言う無料のWindowsやMacのアプリでパソコンでも見られる。

インターバル静止画の場合も地図上にそのポイントと写真がスライドショーとして自動的に連続されて表示されるのは嬉しい。だが、残念ながらサムネイルサイズだ。ただし、見たい静止画をクリックすると一時的には拡大できる。最初から拡大画像だと有難いのだが。

現在、スライドショーの再生時間は一定で、調整できないのは惜しい。が、これが動画レベルの速さで再生出来るモードが欲しいのだ。

5時間のロングツーリングの動画を5時間掛けて見るのは辛いが、1秒ごとのインターバル撮影では5時間のツーリングを30分の1程度の10分のパラパラ漫画的動画になる。これだと 退屈せずに全行程を楽しめるはずだ。

◆楽しい動画と地図、スピードグラフの再生

動画の再生は大満足。画像は動画と地図が同時に見られ、ルートが表示される。更に素晴らしいのはその時の“スピード”と“標高”のグラフも同時に表示され、辛かった登りや、快適な下りのスピードを思い出させてくれることだ。

「PlayMemories Home」では、静止画の場合は ツーリングの仲間を招待して見ることも出来、動画と地図の場合はデータをメールで送ることになるのだが個々に見られる 。

また、動画の簡単な編集機能もあり、クラウドに写真を置けるのでとても便利だ。しかも無料。ツーリングの時には是非とも仲間と楽しみたい。

静止画像を見て驚いた、120または170度の広角だが、実に鮮明で美しいのだ。その筈、インターバル撮影では1350万画素相当というハイスペック。動画も低価格カメラに見られる 画像のぐにゃぐにゃの 歪みがない。更にレンズは“ZEISS テッサー”と言うから泣かせる。実売価格は2万8000円前後だが、コストパフォーマンスは充分に高く、ソニーらしさのあるアクションスポーツカメラだ。
《津々見友彦》

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