
MLB公式サイトは31日(日本時間11月1日)、データ解析システム「スタットキャスト」の記録を基に「ポストシーズン(PS)における最もクールな偉業10選」を発表した。ドジャースの大谷翔平投手絡みで2つ、同じく山本由伸投手絡みで1つ選ばれ、10選のうち3つを日本勢が占めた。
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■スタットキャストの記録に基づき選出
公式サイトは冒頭、「スタットキャストが記録した目を見張るような数字とともに、今回のPSにおけるベスト・オブ・ベストのプレーを紹介する」と記し、10個の偉業を紹介した。
同サイトが1番手で取り上げたのが、大谷がナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で見せた球史に残るハイパフォーマンス。ブルワーズを相手に「二刀流」で先発出場すると、投げては6回2安打無失点、10奪三振の快投。打っては3本塁打を記録した。
その中でも、同サイトは3本のアーチに注目。「まず、オオタニはドジャースタジアムの右翼席後方まで打球速度116.5マイル(約187.5キロ)、飛距離446フィート(約136メートル)の先頭打者本塁打を放った。そして、2本目は打球速度116.9マイル(約188.1キロ)、飛距離469フィート(約143メートル)という驚異の一撃で、打球はスタジアムの外へと消えていった。締めくくりは、トレバー・メギル投手が投じた98.9マイル(約159.2キロ)の速球を叩き、打球速度113.6マイル(約182.8キロ)、飛距離427フィート(約130メートル)という一発を中堅左へ運んだ」と紹介した。
■山本由伸の連続完投もランクイン
そして、「特に2本目はスタットキャスト時代(2015年以降)において、PS最長クラスの本塁打のひとつであり、さらにドジャースタジアム史上でもトップクラスの飛距離を誇る1発だった。しかも、この試合で彼は先発投手としても登板していた。まさに、前例のない唯一無二のパフォーマンスだった」とし、ナンバーワンの偉業として取り上げた。
大谷絡みでは、もうひとつ選ばれた。レッズとのワイルドカードシリーズ第1戦で飛び出した先頭打者アーチ。剛腕ハンター・グリーン投手の100.4マイル(約161.6キロ)の速球を117.7マイル(約189.4キロ)で打ち返した一撃も選出した。
同サイトは「スタットキャストでは、100マイルを超える球をこれほど強烈に打ち返した本塁打は前例がない。オオタニの一撃は、これまでの最高記録(ラファエル・デバース内野手がゲリット・コール投手の100.1マイルの速球を弾き返した時に打球速度113.7マイルの本塁打をマーク)を4マイルも上回るものだった」と驚きをもって伝えた。
同サイトはそのほか、山本のPSでの2試合連続完投という記録も、偉業として取り上げた。
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